可哀想に。
遅くなりました。ついにきますよ。
宿屋にて...。
ネズミ君とG君が戯れている中、邪菜井は睡眠を取った。すると夢を見た。
何やら神法を使っている自分の姿だ。その姿はなんというか、哀れみ、絶対的な自信しかない。そんな感じだった。夢の中の邪菜井は言葉を放った。
「????????。」
邪菜井は神法の使い方が分かった。と同時にこの世界の全てのものを嘆き、悲しむようになった。今寝ている自分の隣で戯れている動物たちすら。ということはなかった。
☆☆☆☆☆次の日☆☆☆☆☆
宿屋にお礼を言いでて行った。哀れみの目を向けた邪菜井に対して宿屋の主人は蔑みの目を返した。
ギルドに向かった。
ギルドではクエストが受注できる。邪菜井はHランクだが勇者(笑)なのでどの依頼も受けられるらしい。しかし、いきなりドラゴンを狩るクエストを受注しようとしたら
「は?ドラゴン狩ってくる?頭が沸いてるんですね。行ってらっしゃいw」
と快諾してもらえた。
ドラゴンがいる所はここから少し離れている所だ。歩いて5時間ぐらいかな!
近くに馬車が通り行き先を尋ねると
「お客様が言ったところへならどこへでも」
と言ってくれたのでドラゴンを狩りに行くんだと言った。
すると
「お客様、失礼ですが冒険者の証を見せてもらえないでしょうか。」
と聞かれたので見せたら、
「どこかへ消え去っていただけないでしょうか。なぜ話しかけてきたんですか?」
と言われ、結局歩いて行くことにした。
単純に計算して歩いて5時間なら20kmしかないと甘えた考えで一時間ほど歩いた所だ。邪菜井は足に違和感を覚えた。
そう。疲れた。
足関係ないけど疲れた。歩くだけなのに疲れた。靴にめちゃくちゃ土入ってくるし、道路舗装されてないし。
そこらへんに座った。
実はもう少し歩くと森に入るのだが周辺に町はないと思われる。
邪菜井は途方もなく続くこの道程に多少嫌気が差していた。
「使うか、神法。」
読者の皆さんもご存知の神法簡単に説明すると。無から有へですね。は?魔法みたいなもんやんw魔力使うかどうかだけやんwそんなんかよwと思われている方もいるかと思いますが、実際は全く違います。神法は神の力を使うということです。つまり
「これは私はあるというものであるという方の言葉だ。」
この言葉は意味がわかりません。私は、で終わってます。しかし、これで神法を使うことができます。
馬よあれ。と言えば馬ができます。剣よあれ。と言えば剣ができます。そして邪菜井はこう言いました。
「私はそこにある。」
なぜこう言ったのでしょう。しかし、次の瞬間に意味がわかりました。次回へ移ります。
なんじゃあそりゃ。