さぁ、行こうか!
突然呼び出された邪菜井は王様に会うのだった...
王城に転移させられた邪菜井。色々あって勇者となりました。あまりにも、というか魔力が0なので不思議に思われてましたが、王様曰く
「ちーとでもあるのじゃろ?今まで通りじゃ今まで通り。」
とのことで、普通に勇者となりました。ただ、なぜ不思議に思われていたのかと言うと、大体魔力に関しては1以上はないと今後の成長はありえないため、不思議におもわれていたのです。
そして、特に訓練とかもなく、金(6万円)と杖(木の枝)をアイテムバック(普通のリュック)とやらに入れたものを渡され、直ぐに魔王軍を倒してくるように言われました。
「...え?何この展開。」
邪菜井は固く閉じられた王城の正門を見ながら呟いた。魔王軍?を倒せとか言われたのだが、どうしたら神法が使えるのか全くわからない。
「...とりあえず歩くか。街へ。」
街へ向かい、商店街に入った勇者(笑)は人々の好奇の目に晒されることとなる...。というわけでもなく、普通にみかんを勧められたり、卵を投げられたり、魚買えばおまけ付けるよーとか言われたりする。とりあえず卵投げつけて来たやつは殴りに行ってくる。
道が混んでるわけでもなく、道路の向こう側で卵を片手に1つ持ってるフードの子がいる。その子に近づいていく。
ベチャッ
結構痛い。いや、めちゃくちゃいたい。顔を抑えその場にうずくまる。さっきは肩だからちょい痛ぐらいで済んだのに、顔面はひどい。その間にそのフードの餓鬼は走って逃げた。
とりあえず、魚かって(5万円以上お買い上げの方にだけおまけを付けるとかふざけたこと言ってやがったので噛み付いてやった。という想像をして帰った。)家でやこう!さてマッチとロウソク、じゃねぇや七輪、七輪。ホームセンターねぇかなぁ、まぁ無いわn。なんであるんだろう。
商店街を抜けるとめちゃ大きな字で
Kーマと書いてあるホームセンターがあった。七輪はなかったので網だけ買った。
因みに残高4万2580円(端数考えるのめんどいからこれから100で切り下げしてくかも。)装備は買わせてもらえなさそうだ。因みに装備屋に行くと1つ10万円からだそうだ。
とりあえず冒険者ギルドに行く。
カランカラン。どこかで聞いたことがある鈴の音。いらっしゃいませーとこれまたどこかで聞いたことあるセリフ。受付の女の人が
「今日はどのように致しますか?」
「いつものd、ゲフンガスン。冒険者登録?ってのしたいです。」
「冒険者登録ですか?...ふざけてないで家に帰ってママのおっぱいでもすってな。」
怖い...。
後ろから強面のおじさん達がやってきた。
「おいおい、ガキ、冷やかしをこんな所でしてもいい事ねぇぞ。」
「え?俺?俺はただ普通に」
「は?お前の装備なんだよそんなんで冒険者になるだ?」
「へ?金がないから買えないんですけどw」
「あ?金がないから買えねぇだ?お前...勇者か?」
「え?そうですけど。勇者?てほどじゃあないんd」
「しねぇ!!!(ムスカ)」
突然殴りかかって来たそのおっさんの拳を避ける...なんてことも出来ずに殴られる。
首がもげそうなほどの衝撃に耐えられず、邪菜井は気を失いかけた。なぜ失わかなったのかはわからない。
「お前...まじか、今ので殴られるのかよ、殺気丸出し、拳ふりかぶる、こんなん避けて反撃ができて当たり前だろ、勇者なら。つまんねぇーこんなのに魔王軍倒せるのかよ、」
受付の女の人が側まで歩いてきて
「とりあえず冒険者登録だけでもさせましょうか。血をちょっと抜くだけですみますし、勇者なら冒険者登録しなきゃなんで。」
その言葉でオッサンはどっかいった。
登録が終わりGランクからSランクまであるなかでHランクから始まった冒険者カードをもらい、邪菜井は宿を探すことにした。の前に気づいた。
「あれ?H?なんで?は?最低はGまでだろが!」
と思い、受付の女の人に
「あの、これ、Hランクになってるんですけど」
と言ったら、
「ろくに魔力もない、体術もできない、一般人の方がまだマシなゴミになんでランクをあげないといけないの?焼却して、リサイクルされて良いものになってからその話をしてくれない?まずはHランクだけでもあげてることに感謝してよね、クズ。」
などと言われ、死にたくなった。
宿を見つけ、住むことになった、同居人がいるとの事だったので、なんでだろうと思いつつも、ワクワクしながら行ったら、Gくんとネズミ君が同居人のベッドも布団も何も無い物置(1畳)だった。金は6千円。ほかの宿はみな殴りかかってきた。
勇者の扱い酷すぎな...、更新遅くなってすんません。じゃ、また頑張って書きまーす。