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転移...ですな

足元が突然光出したあと、どうなったのだろうか。

「陛下!」

鎧を身にまとった兵士が王の元へ走ってきた。

その急ぎ様に王も何かあったのかと思い腰を軽く浮かして

「どうしたのじゃ!」

と聞いた。

するとその兵士は、兜を脱いでこう言った。

「まずいです!魔王軍が攻めてきました!」

魔王軍とは、人間と敵対する関係にある魔族の王国にある軍隊である。

それを聞いた王様は即座に

「宮廷魔法使いを呼べ!全員だ!」

といった。

宮廷魔法使いは2分できた。王様が説明を始めようとすると一緒に

「王様、魔王軍が攻めてきたとの情報承りました。」

「宮廷魔法使いの諸k...。そうか、そういうことなら話が早い。」

一瞬困った顔をした王様だが、直ぐに話の本題に戻す。

「異世界のものを呼ぶのじゃ!恒例行事じゃ!」

「はい!」

そう。魔王軍が攻めてきて、人間達が異世界のものを呼ぶのが恒例行事になっている、言わば祭りみたいなものだ。

王様は楽しそうに

「さぁて、今回はどんな奴が来るかなぁ、強いだけじゃあんまり面白くないんじゃが。」

「さぁ、どうでしょうかね。では、準備してきます。」

宮廷魔法使い達は直ぐに召喚の間と呼ばれるところへ行き、儀式を行った。

「アニョハセヨ〜カムサハンムニダ〜、アベシ!」

すると魔法陣が光出した。儀式は成功、果たしてどんな奴が来るのか…。

光の中から出てきたのは...?






「なーんか光った気がしたけど気のせいか。」

邪菜井は異世界に行きてぇと言った直後に足元が光った気がしたので、もしやと思ったのだが、何も無い。困ったくまった。

「いやーしかしなんだか、最近はよく冷える。」

季節は冬、1月の26日、18時36分である。

「なんか足がよく冷えるな。」

そう言いながら足元を見ると、ん?

「んな!靴がない!」






光の中から出てきたのは、靴だった。

宮廷魔法使い達はめちゃくちゃ驚いた。

「ファ!?なんだってんだこんの靴はぁ?」

「ソ!?なぜに!靴!」

「ラ!この靴が強いのか?」

「シらん!やり直しじゃ!」

「アニョハセヨ〜カムサハンムニダ〜アベシ!」

また光出した、成功した。








しばらく靴が無い足を見て呆然と立ちつくしていた邪菜井は、

「まさか靴を履き忘れるなんて、頭の老化早すぎだろ...」

と言いながら来た道を帰って行った。

その道中に

「まさか、異世界に靴だけ飛ばされてたりして...wそれは無いか...。」

1人でブツブツ喋っていた。

そんな時にまた足元が光りだした。

「てやんでぇ!やっぱりあるんでねか!次は全部もってってもらうためにしゃがみこもっと」









「...」

「...」

「.......おい、何やってんだ?」

宮廷魔法使い達は少しびっくりしていた。

魔法陣の上では綺麗な体操座りをする邪菜井が居て、微動だにしないのだ。

「...おい、死んでんじゃね?」

「いや、そんなはずは、いや、しかし」

戸惑っている宮廷魔法使いはそんな話をコソコソしていた。すると1人の宮廷魔法使いが

「おい!反応しろ!」

と大きな声を出した。

その声を聞いて邪菜井が一言。

「まさか、あれが、神?」

何か見てきたようだ

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