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蒼い時のはじまり
遡ること約半年・・・
そこは「神封じの大穴」と呼ばれる超巨大クレーター型の大洞穴。
悲しみを宿らせた金色の瞳に、静かな闘志を秘め
破邪の魔法を司る巫女「フィルビス フレアジーナ」
世界一の魔力を有する者として名高い大魔導師「ガース ブラウン」
刀神と呼ばれ、生きる伝説となった大剣豪「モール グラント」
続々と集結してゆく大物たちの中に
彼「マイン スランバート」の姿もあった。
『これより私達は、死神王バルザーとの最終決戦に挑みます。
この戦いは、なんとしても、ここで終わらせなければなりません！！
・・・・・皆さん、よろしくお願いします。』
悪魔の大口を思わせる、その大洞穴の前、集結した勇者たちは
そんなフィルビスの言葉に、士気を高め
次々と大穴へ雪崩れ込んでゆく。
その戦いの結末・・・
そこに明日の世界の命運を乗せた
人類史上最大の戦いは、この後 数日に渡り、続くことになる。
しかし
その戦いの全容を知る者は あまりに少ない。
なぜなら
敵は、あの「バルザー」なのだから・・・。
