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短編集。『五分間の奇跡』  作者: 鴉野 兄貴


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親友

 僕が生れた時、キミはお兄さんだった。

 赤ちゃんの僕を見守る君の写真。まるで自分の子供を見守るような顔。まだ君だって若かったのに、幼さの残る君の顔はとても頼りがいのあるお兄さんだった。


 僕が育ち、言葉をいくつか覚えた時。

 キミに抱き付いている僕の写真。ちょっと迷惑そうな君はそれでもぼくといっしょにお出かけしてくれた。


 時々君がはしゃぎ過ぎて僕が道に迷ったりもしたけどいい思い出だ。おかあさんに叱られた時かばってくれたね。お父さんにプレゼントをもらって喜んでいたね。


 僕が女友達を連れて帰った時、あの子を泣かせた君。今なら言える。ごめんね。気が付いたら僕は君に偉そうにしていたけど悪気は無かった。小さな君をまもろうとしていた。傲慢だよね。君はいつだって僕を守ろうとしてくれていたのに。


 何時の間に君はこんなに老いていたのだろう。

 僕はまだ子供なのに。

 ねぇ。たまには散歩に行こうよ。もうだめかな。


 君がいなくなって一年たつね。

 今でも君のことを思い出すよ。ポチ。

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