王立学園と2章のここまでの登場人物紹介
サンアンドレーズ王立学園
王立学園はこの国にある一番大きな学校という事もあり、広い敷地を誇る学校である。
学園長の名は、ガブリエラ・サンアンドレーズ。
塀に囲まれた中に生徒が憩う広場や噴水があり、大きな二階建ての校舎が何棟か立ち並ぶ中には中庭もある。また、校舎の隣には運動場や訓練場、そして研究棟や実習棟などもある豪勢な造りとなっている。そして、近隣には学園が運営する学生寮もある。
学ぶ内容だが、一般教養としての歴史や語学、算数、礼儀作法や運動などこれらを総合的な学問として初めの1年間学び、そして2年次より専門知識を学ぶ各科へと分かれて学ぶようになる。
専門科は数多くあり、文官科、士官科、執事使用人科 魔道具師科、鍛冶師科、錬金術師科、薬師治療師科、商学科がある。
学ぶ事の出来る学問は、史学、文学、語学、外国語学、地政学、軍事学、体術、剣術、弓術、馬術、礼儀作法、算術、魔導錬金術、冶金術、鍛冶術、魔導学、薬学、治癒学、草木学、一般生物学、魔物生物学、調理学、食物学、珍しいところでは商船学、と、多様な学びを得る事が出来るようになっており、それぞれの専門科に見合ったものを組み合わせて学んで行く事となる。
ちなみに農学科、畜産科、調理師科といったものもあるのだが、この学園にはなく、王都の別の学校や別の領の学校に設けられている。
理由は実地実習などが出来ない事や諸般の事情による。なので、この各科に該当する学科は、この学園では基本的には座学だけとなっている。
また、学園には上位の学校として位置付けている2年課程の高等科が設けられており、そこへ進学する事で更にそれぞれの専門科目の知識を深められる様になっている。
ちなみにミリアーナの兄フレデリックは、この高等科を卒業している。
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人物紹介
イザベラ・ローズベルク
ミリアーナのルームメイトであり、クラスメイト。
王国の西、隣国との貿易で栄えているリューステット領の最大都市、領都リュースティに居を構えるローズベルク子爵家の次女。
いわゆる貴族のお嬢様。頭が良く、体術にも優れる。
少し大人びていて、クールに見える。
一見冷たい態度にしているせいで気が強く見えるのだが、根は優しく、他人を放って置く事が出来ない性格。
髪は青み掛かった綺麗な銀髪。ストレートのミドルヘア。
瞳の色は薄めのブルー。
ミリアーナより少し背が高く、本人は気にもしていないが、健康的な色白の美人である。
初めの内はミリアーナを無視する様に冷たく当たっている感じにみえたが、ミリアーナがしぶとく話し掛け続けていた事もあり、ある事を切っ掛けに仲良くなる。
ソフィア・ビアンキ
ミリアーナ達のクラスメイト。
バルテモント領の領都グロシュテ出身の平民の女の子。実家は商家である。下に弟が一人いる。
ちょっと気が弱いところがあるが、芯の強い頑張り屋さん。
学園で勉強した知識で実家の商売を助けるんだという強い目標を持っている。
入学式で貴族数人に虐められていたところをイザベラとミリアーナに助けられたこともあり、二人の友人となる。
髪の色はグレー掛かった茶色。少しウエーブの掛かった髪質で、肩に掛かる位の長さをしている。
瞳の色はヘーゼル色。頬に少しだが、そばかすがある。
ガブリエラ・サンアンドレーズ
サンアンドレーズ王立学園の学園長。ミリアーナ入学時42歳。
王族である。魔道具に造詣が深く、錬金、薬学にも詳しい。また、剣術の才もある女性。
少し毛先に縦ロールが入った髪型。濃いめの金髪。
眼の色は王族の特徴なのか濃い碧色をしている。かなりの美人、所謂美魔女である。
フローリア・シェーレン
薬学担当の女性の先生。
ハインリヒ・ローエン
史学担当の男性の先生。
ミリアーナ達三人の所属する1Bのクラス担任でもある。
ラインハルト・マイヤー
剣術体術担当の男性の先生。
アーネスト・シュテル
語学担当の男性の先生。
アレクサンドル・シュバルツマン
体術、体育の男性の先生。
ロベルト・ポッケルス
冶金術と魔道学の男性の先生。
エレブナ・クーリオス
生物魔物学の女性の先生。専門は魔物生物学である。
白衣、黒髪のメガネキャラ。 少々変わり者。
マリアーヌ・スタイナー
学園の学生寮の寮母さん。
ちょっと怖い感じがするが、気の良いおばさん。
パトリック・フェロウ
ミリアーナ達のクラスメイト。
入学式でソフィアを虐めていた男子。
王都の貴族の子。
エドアルド・カールステン
学園の二つ上の先輩。クラスは3B、士官科。赤髪で背が高め。
学食でミリアーナ達が周りの様子を窺っているところに声を掛けてくる。
ジークムント・フォルクマー
黒茶髪の先輩。エドの同級生。エドより少しだけ背が高い。
エドがミリアーナ達に声を掛けているところに来る。




