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第八話

「え〜、それでそれで?」

「おはよ〜、ってなんの騒ぎだ?」


教室では隣の隣の席に人だかりが出来ていた。転校生の席か。


「おはよう、純」

「綾人、アレなんだ?」

転校生の席で女生徒が集まっている状況を聞く。

「昨日も話しただろう。冬音嬢の告白ぶった切り」

「ぶった切り・・・・・」

仮にも人の不幸を。

「その一件で、誰が告白したかなどを聞いてるらしい」

「あ〜、そういう」

玉砕した奴には申し訳ないが、女子に取ってはいい話のネタなんだろう。


なんにせよ俺とは世界が違う。今日もバイトだし、席に座って少し目をつぶる事にした。



転校生の冬音 桜がこちらを見ているとも知らずに。

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