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第七話
ピピピピ、ピピピピ…
時間は6時30分。今日はいつもの時間通りに起きることができた。
「さて、と」
身支度をして制服に着替え、朝食を作りつつ昼の弁当を用意する。朝食はいつもオムレツにソーセージかベーコン、気分でパンかご飯にしてる。
昼の弁当は多めに用意した朝食の残りに冷凍食品を入れる程度。
さっさと食べて、テレビで時間を確認しつつ、学校に向かうことにした。
朝の8時ともなればそれなりに制服の姿が見えるようになる。昨日はそれすらなかったから本気で焦った。自転車でも使えばいいのかもしれないが、今の所それほど必要性を感じていない。
というのも島の港付近には巨大なショッピングモースがあるのだ。家からは30分程度。
学校から遠くない範囲でもカフェやスーパーなど、買い物が出来る場所があるため困ることは少ない。
今朝も港に大きな船が着いて、ショピングモールの商品を補充をしていることだろう。
そんなことをボンヤリと考えているうちに学校についてしまった。
昨日きた転校生はどうなったのだろうか…?