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第三十五話
「あ、おはよー麻木くん!」
ざわっ
落ち着こう。
「あ、うん。おはよう冬音」
「昨日はありがとうね。おかげで助かっちゃった」
「あれくらいならなんでもないぞ。こっちもあかりの勉強見ててもらったし」
「麻木くんはテスト勉強大丈夫なの?昨日もバイトだったし・・・・」
「家で少しずつやってるし、テストの直前はバイトをセーブするから大丈夫だ」
「よかったらだけど、一緒にテスト勉強しない?勿論バイトお休みの日に」
「ありがたいけど、今のところは大丈夫だと思う。やばくなったら頼らせてもらうよ」
「う、うん!」
お前らそんなに仲良かったか?という視線が (主に男子から)刺さる。
いや、俺も予想外の事態に困惑してるんだが。
「あんた、冬音さんと仲良かったの?」
「あー、冬音に聞いたんだけど昔俺と会ったことがあるらしくてな。それで昨日少し話したんだ」
「それにしても冬音さん、あんなに仲良さそうに話す男子はいなかったわよ?」
「だよなぁ・・・・さっきから視線が痛い」
まさか、この状況がこれから続くのか?




