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第十九話
「ほらー、席つけー」
雑談(?)をしていると担任がやってきた。
ちら、と冬音を見ると視線が合い笑みを深めた。
幸いというべきかその姿は席を移動するクラスメートの中に紛れた。
「とりあえず昨日は小テストおつかれー。テストは今先生方が採点して、明日以降返されるー。赤点はないけど、結果によっては中間考査覚悟しとけー」
その言葉にクラスの何人かはホッと息を付き、一部はビクっとした。
ちなみに俺は両方した。
放課後、冬音はやはり桜並木の下にいた。
「あ、麻木くーん!」
「冬音・・・・・」
この光景もどこかで誰かに見られているのだろうか。
「冬音、いつもここにいるけど桜は散りかけだぞ」
「分かってるよ。でもここに来たら麻木くんに話しかけられるでしょ?今日はバイトあるの?」
「ああ、あるぞ。だからそんなに時間取れないぞ」
「う〜ん、出来ればゆっくり話したいんだけど・・・・あ、良かったらなんどけど連絡先交換してくれない?RINEでいいかな?」
「あぁ、いいけど・・・・」
「やたっ!今夜にでも連絡するね!」
こうして冬音と連絡先を交換した。が、これも後々事件となる。




