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第十八話
「俺は何もしてない」
「まだ何も言ってないじゃない」
「お前らの目が何かを言いたげだ」
「いや、実際問題冬音嬢に特別なリアクションをもらってるのは純だけだろう」
「あれだ、昨日みかん味のキャンディあげたから、それが気に入ったんじゃないか?」
「何か特別なの?高いとか、美味しいとか」
「普通だと思うが・・・・ほら」
ポケットに手を入れてみかん味のキャンディを2つ作る。それを山咲と綾人に渡す。
「なんでポケットに飴なんて入れてんのよ・・・・・」
「非常食」
ブツブツ言いながらも二人共キャンディを口に入れる。
「なんというか・・・・・」
「普通、だな」
「だろ?だから冬音の機嫌が良いこととはそんなに関係ないと思うぞ」
そうこうしている内に朝のホームルームが始まった。




