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第十四話
「これはね、えっと・・・・」
「うちに懸賞で当たった飴が沢山あるんだよ。それのみかん味だけ集めて、冬音に処理してもらおうと思って持ってきただけだ。断じてやましい気持ちはない」
「自分で言うの怪しくない?」
「・・・・ちょっとはある」
「ほらー!桜ちゃん、離れなー!」
「あー!麻木くんありがとうね!」
とりあえずこの場は誤魔化せたっぽいけど、噂の件は話せなかったな。
授業ではやはり小テストが行われた。
一部からはブーイングも上がったが、問答無用で行われた。
俺は復習をしていたためそれなりに点を稼げたと思う。
数学以外は。
やはり放課後に話すのがいいだろう。今日はバイトもないし、ゆっくり時間とれるし。




