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第01話:ギリギリの始まり

 まず、このページを開いて私の小説を読もうとしてくださっているあなたに感謝します。ありがとうございます。

 さて、あらすじを読んでいただいた方は、何言ってるのか分からなかったでしょう。でも、読んでいただけるとわかるので、どうかこの下手くそなあらすじをお許しください(笑)

 2035年4月。桜の舞い散る中、暖かな春の日差しを受け、門を通り抜けていく。期待と不安を抱えながら、新生活がスタートする。

 友達、先生、周りの環境、何もかもが新鮮で、でもワクワクが詰まった甘酸っぱい青春を創り上げていく。


 「そのための大切な第一歩を今、俺は踏み出す!」


 はずだったのに……


  ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


 時は、数分前に(さかのぼ)る。


 俺は釜切(かまぎり) 拓海(たくみ)、高校1年生。今日は、入学式だ。……にもかかわらず、遅刻ギリギリで俺は急いでいた。

 俺が行く梵星(そよぎぼし)高校まで、あと5分。その道中で、良からぬことが起こってしまった。


 ツルッ!


 道に落ちていたバナナの皮を踏み、滑って重心を崩した俺の体は、後ろへ傾いた。そのまま、キレイな青空の次に見たのは、病院の天井だった。


 「あ! 気づいた!」


 お袋の声が聞こえた。


 「……? ここは?」

 「病院だよ。通学途中に頭を打ったらしいね。でも、大事には至らなかったそうよ。よかったわ」


 こうして、俺が入学式に参加することはなかった。というか、怪我が治るまで1週間ほどかかって、それからようやく学校に行けるようになった。


 皆から遅れる形で、初めて学校に行った。俺は元々自分からいくような性格でもないため、新しい友達など出来なかった。唯一の男友達は、中学からの仲であるアイツだ。


 「錬!」

 「おう! 拓海!」


 飯田(いいだ) (れん)。中学の時からの友達だ。そこそこイケメンで俺よりも身長が高いコイツ。でもなんというか、ウザイ。

 唯一の救いは、こいつの登場はあまり多くないということだ。よかったな、読者よ!


 「同じクラスだったのか!」

 「そうみたいだな」


 その後、俺の身に降りかかった一連の出来事を伝えた。


 「ハッハッハ! こりゃ傑作だわ! バナナの皮って!!」

 「いや笑い事じゃないから」


 全く、ツルッとしているのは親父の頭だけにしてほしいものだ。それから、俺をこんな目に合わせたバナナの持ち主は、絶対に許さん。いつか必ず赤い甲羅(こうら)とかをぶつけてやる。そんな話をしていると、一人の女子生徒が口を挟んだ。


 「全く、拓海は昔からおっちょこちょいなんだから」

 「おー、琴葉。お前も同じクラスだったのか」


 白露(しらつゆ) 琴葉(ことは)。隣の家に住む俺の幼なじみだ。金色に輝く長い髪の毛に、長いまつ毛。身長は、154cmだ。


 「どうせ、遅刻しそうで急いでたんでしょ?」


 ご名答。長い付き合いで、隠し事をするというのは難しいものだ。別に隠すつもりはなかったけど。

 まあ、色々あって、俺の高校生活はスタートしたわけだ。

 お読みいただき、ありがとうございました。ほんのちょっとでも面白いと思っていただけたら、

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