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REMEMBER 主の戯言

我此処に

作者: CODE393

『誰かの声の記録』を読みますか?

Yes ◀

No

我此処に 『幻視』を刻むー


人を惑わせし『正夢』の者 幻想は儚く脆い

希望の幸福に溺れるならば その身 瞬く間に朽ち果てる

胸に灯す『勇気』 それは現実を見据える『勇気』

曇った瞳のままでは 夢を見ることもままならぬ

『正夢』は薬 安定剤にもなれば魔薬にもなる 『思考』と創りし恐ろしいモノ

我その者と共に 人々に安寧を紡ごう


眠りを妨げる『悪夢』の者 現実は重く怠惰

夢の中でさ迷うのであれば その手 助けを差し出そう

声に秘めた『道標』 それは夢を見続ける『道標』

夜道が暗いままでは 現実へ戻る道も解らぬ

『悪夢』は救世 隠れた正義の歌声は 『思考』と必要としたモノ

我その者の為 示す道を創り出そう



我此処に 『情報』を刻むー


大地を照らす『白光』の者 朝の誕生は尊い

闇の夜に怯えるならば その始 輝かしく照らす

瞳に映る『栄光』 それは自然を育む『栄光』

夜が明けぬままでは 瞳を閉じているも同じ

『白光』は視野 営みを生み出す 『本能』が見出したモノ

我その者の か弱きその背中を守ろう


唯一真逆の『愛』の者 美しきものほど難しい

周りに責められ痛むのならば その傷 静かに癒そう

耳に劈く『教え』 それは生きる為の『教え』

傷が癒えぬままでは 誰かへの愛も歪むかもしれぬ

『愛』は活力 挫けぬ決意の 『本能』が描いたモノ

我その者が 愛を説けるよう真愛を説こう


歴史を尊ぶ『歯車』の者 残した文面は堅苦しい

過去を知り得たいのであれば その文 全てを見せよう

腕に憶えた『経験』 それは未来を切り開く『経験』

文が書き出せぬままでは 過去も跡形なく消え去る

『歯車』は知識 ぼやけた設計を 『本能』が確実にするモノ

我その者と 歴史と共に時を書こう



我此処に 『下界』を刻むー


正装纏いし『裁き』の者 紅き血跡に冷徹あり

間違いを犯すのであれば その罪 切り捨ててみせよう

肌を裂く『痛み』 それは自身を守る犠牲の『痛み』

罪を許したままでは 秩序は混沌に飲み込まれる

『裁き』は守護 不安定な秩序を 『精神』を守り抜くモノ

我その者の対となり 均衡を保とう


清き新月を『磨く』者 恋をも知らぬ穢れなき炎

世界が滅び消えたのならば その力 貸し与えよう

手に宿る『努力』 それは行いを形にする『努力』

行いが形にならぬままでは 過去のその時は無駄に終わる

『磨き』は忍耐 自身の業を 『精神』を忍ばせるモノ

我その者に 世界の土台を譲り分けよう


傷を背負いし『宝石』の者 静かに吹き抜く吹雪の風

辛事に撃ちひしがれたのならば その心 そこに留め置こう

髪になびく『怨み』 それは幼き自身への『怨み』

幼き頃を後悔せぬままならば 未来永劫失敗を繰り返す

『宝石』は収集 自身を高め 『精神』を成長させるモノ

我その者を導き 試練を与えよう


我此処に 原始を刻むー


死を望んだ大『天使』の者 その大空は広く遠い

またもう一度戻れるのならば その夢 生まれ変わらせよう

翼覆いし『悲しみ』 それは命を手放す『悲しみ』

命を手放さぬままでは 永遠の苦しみに遭うだろう

『天使』は空想 貴方をよく見て 『運命』へと導くモノ

我その者でさえ 罪背負うとはつゆ知らず


粒子集まる『結界』の者 紅く染まるは桜雪

この世に干渉したいのであれば その境 こじ開けてみせよう

顔に映さぬ『警戒』 それは情けを許さぬ『警戒』

情けを許したままでは いつか自分の身を滅ぼす

『結界』は実物 貴方とこの世を 『運命』へ結げるモノ

我その者の瞳に 背を映ることは許さず



我此処に 『自身の記憶』を刻む

この世の『創造』の主なる者 永久望まぬ命を持つ死神

もし彼等に触れるのであれば その魂 狩りとってみせよう

形亡き『闇』 それは光を指し示す『闇』

光が指し示されぬままでは 俺はまた独りになるだろう

『創造』は罪 僕をいつまでも 此処に繋げる連なった『鎖』

私は『正夢』であり『悪夢』であり『白光』であり『愛』であり『歯車』であり『裁き』であり『新月』であり『宝石』であり『天使』であり『結界』でありー


ー『蒼薔薇』に宿りし『闇』 この『浮世そのモノ』であるー


誰かがこの世界を憶えている限り 永遠に消えぬこの『記録』

外の世界の片割れが『肉体』を食らい続けるならば

我はその片割れとしてこの世界で『魂』を喰らい続けよう

REMEMBERー思い出して 永久に繰り返す運命を 刻み続けるこの時の鐘を


立ち入る事は許されない 『心』の扉の奥 


『記憶』だけの世界

もう一度『あの記憶の世界』に飛び込みますか?

Yes ◀

No

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