オリエンテーション前の悲劇
拉致事件か数日たった。
あの激闘の日がウソだったかのような平和な日常に、便座に座りながら歓喜する。
そして今日、ついに1500円のバイトデビューの日だ!!
なんでも今日はシフト時間の被っている人の紹介やオリエンテーションをするようだ。
もちろん時給も出る♪しかも送迎有り!10時に迎えに来る予定だ。
現在9時半
少し時間に余裕があるので、宿便も出し尽くす勢いで気張る!
こんな素晴らしい事があると、自然と快便になるもんだ
ずばばばばっとウンコが穴からスプラッシュな感じに出て行く。
穴を拭き、トイレの水を流す。
ずごごごご、ごご、ごぱぁAAA
不吉な音と共に水が逆流してくる!
つ、詰まってしまったぁぁ!
悲しい叫びがトイレに響き渡る。
最悪な事にトイレのきゅぽきゅぽ、は家には無い!
頭の中に、恐ろしいシナリオが書き出される!
トイレ詰まる
①あたふたする
②迎えが来て連行
③トイレ放置
④帰ってきて無残な惨状
冷や汗をかく!
上がっていた気分も一気に下がっていく。
オロオロしていると、ピンポーンと悪魔の音色が鳴り響く。
つ、詰んだ…
天を仰ぐ
もうシナリオ通りでいいや
あきらめ、ドアを開ける。
ガスマスクが迎えに来ました。っと告げる
「はい」と短く返事する
言いたいことはいくつかあるが、テンションが低くて言葉が出ない。
こちらへどうぞ、そう言いながら歩いていく。
黙ってついて行くしか道はないのだ。
後悔の味はいつも苦い
苦虫を噛み潰したような顔でついて行く
廊下で歩いていると、前から見覚えのある人物が歩いてくる。
あのガタイは間違いない!
プロだ!
しかもきゅぽきゅぽ持ってる
親指を立て、グットポーズですれ違う。
さすがプロ!頼りになる!
アイツは出来る男だった
トイレはプロに任せ、いざオリエンテーションへ!