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笑える奇跡にしてみよう  作者: 新塩じゃが★エビチリソース添え!
9/11

セイドの秘密

「いらっしゃいませ・・・ってセイドさん!?」


驚いたメリィは手に持っていたおぼんを床に

落としてしまった。


「こんにちは。メリィさん♪あと1週間後程でここを

    辞めてしまうと聞いたので、訪ねてみたんですよ。」


心の中で恐怖と不安を少し覚えた。

(どうして知ってるんだろう・・・?話した

 覚え無いのに・・・。)

「あ、ユリアさんも居たのですね。こんにちは♪」


セイドはメリィが考え込んでる間に店内に居た

ユリアを発見し挨拶した。しかし、ユリアは・・・


「・・・おぅ・・・こんにちは・・・」

「・・・?どうしたのですか?お顔がとっっても

 怖いですよ♪」


ニヤニヤしているセイドをよそに、ユリアはセイドに

ゆっくり近づいていく・・・


「・・・あんた・・・よくもうちを騙してくれたなぁ・・・

 全く魔法とは無縁やし・・・覚悟しいや・・・?」

「・・・くすくす・・・あーあ・・・もうばれちゃったか。

 そんなの騙される方が悪いんだよ(笑)あと、ちょっとした

 遊び(ゲーム)だったんだけどなぁ。」

「・・・問答無用・・・」


ユリアはセイドをこれでもか!と言うぐらい

殴ってボコボコにした。


メリィは内心ホッとした。

(ユリアと友達で良かった・・・)


殴られて麻痺したセイドにサリナは言った。


「・・・セイド。人を騙すのもう辞めたらどうなの?

 そうしたら、殴られることもなかったのよ?」

「分かってるけど、意外と楽しいんだぜ?」


セイドはサリナの助言を聴こうとはしなかった。

本人には本人の楽しみがあるようだった。


みんなは内心諦めムードになった。

(もうダメだ・・・この人。)


「あの〜セイドさん。ご注文は?」

「そうだなぁ・・・コーヒーとミルクチーズケーキに

 しようかな。俺、ブラック嫌いだからコーヒーは

 ミルクと砂糖つけてよね。」

「分かりました。すぐお持ちしますね♪」


そう言うと、メリィはキッチンの方へ消えていった。


「・・・店長・・・俺、配達行ってきます。」

「サリー!私、牧場行ってくるね♪」

「2人とも行ってらっしゃい~!・・・ふぅ。

 あたしも仕事しなくっちゃ!!」


みんなはそれぞれの持ち場に戻っていった。

そして、約15分後・・・


「お待たせ致しました。こちらがコーヒーと

 ミルクチーズケーキです。ミルクと砂糖も

 お持ちしました。」

「ありがと♪」


そう言うと、セイドはコーヒーに砂糖とミルクをいれて

1口飲んだ。

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