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笑える奇跡にしてみよう  作者: 新塩じゃが★エビチリソース添え!
7/11

大変な新人教育

「よ、よろしくお願いします!えっと…グリズディさん。」

「…こちらこそ。まずは…テーブルの上を…

 拭く作業から…。」

「は、はい。こうですかね?」


メリィはテーブルを押さえず、拭いたのでテーブルは

勢いよくグリズディの方に倒れていった。


「…危ないし、俺はそこまでやれとは言ってないぞ…

 テーブルを手で押さえてくれ…頼むから…。」

「す、すみません…グリズディさん…。」


一方、その頃ユリアとレマ・イリアはテーブルを拭く作業を

終え、次の作業の説明を受けていた。


「これでええですか?」

「そうそう!上出来っ☆テーブルを拭く作業は

 こんなものね。次は、グラスとお皿をテーブルに置くの。

 やってみて?」

「はーい!」


ユリアはテーブルに普通に皿を置いた。すると、粉々に皿が

砕け散り辺りに飛び散った。


「お皿、どーして割っちゃうのっ!」

「あれ?おかしーわ。変な力ついてもーたかなぁ?

 全然、力入れて無いんやけどな…。」

「先が…思いやられる…。」


その日の夜、店の扉を開けてサリナが帰ってきたと同時に

泣きつくようにレマ・イリアがサリナに近づいてきた。


「サリ~。」

「あらっ?レイちゃん!どーしたの?あの2人は

 どうだった?」

「それがね、聞いてくれる?ユリアちゃんがお皿

 割ったのよ。」


サリナはレマ・イリアの頭を撫でながら、グリズディに訪ねた。


「それは大変だったわね…。で、メリィちゃんの方は

 どうだったの?グリ。

「…その呼び方…やめて下さい…。メリィさんなら…

 テーブルを倒しました…」

「…そう。でも、2人とも慣れて無いだけだと思うから、

 もう少し様子見たら?」


2人は顔を見合わせて、呆れ顔で言った。


「…仕方ないね。」

「…分かりました。…また明日、考えます…。」


一方メリィ達は、部屋のダブルベッドで寝ようとしている

所だった。2人の部屋は同じである。


「…ねぇ、ユリア…寝ちゃった?」

「…寝てへんで。…何や?」

「…今日、失敗しちゃったね…いっぱい…」

「…そうやな…」

「…明日こそは失敗しないで、頑張ろうね。」

「…そうやな…明日早いから、もう寝るで!

 お休み…メリィ…」

「お休み…ユリア…」


こうして2人のアルバイトは、始まっていったのである。

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