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隣

作者: 永瀬亜蓮
掲載日:2012/10/07

 ある日頭に浮かんだので書いてみました、とにもかくにも読んで下さったら幸いです。 http://ncode.syosetu.com/n6921bj/ ←二作目です。よかったら見て下さい。

 今まで貴方の隣にいたのはわたしだった、それはわたしにとっても多分貴方にとってもごく普通だったと思う。

 でもそれは一生じゃない、いつか貴方は結婚して子供も産まれて、幸せな家庭を築いて、そうしていつか貴方の隣はわたしじゃなくなる。

 それこそ当たり前だよね……。

 貴方が結婚してるのに隣がわたしだったら奥さんに怒られるものね。

 あぁ、貴方の隣に居たかった、ずっとずっと……、でも、もうそれは叶わない。

 貴方は何時かわたしの事を忘れるでしょう、でもわたしは忘れないよ。

 もう涙は出てこない、枯れたわけでもない、ただ単純に涙を流せない、悲しいような、嬉しいような、どっちだろう、ううん、もうわたしには関係の無いこと。

 また会えるかな、わたしたち、会えないかもね。良いよねそれで、そうじゃなきゃいけないよね。

 わからない、良いのかな。

 ホントはね、ずっとずっと一緒に居たいよ、手を繋いで生きていきたい、貴方と幸せな家庭を築き上げたい、誰よりも幸せになりたかったよ。

 そんなこと考えて胸がとても苦しくなるのに涙は流れない。

 貴方の本当の気持ちを知りたい、それと引き換えに今出来ることなら何でも出来る。……無理、だよね、今のわたしに出来ることなんてせめてこうして何かを考える事位だもんね。

 何でこうなっちゃったんだろう。もう良いや、考えたって仕方がない。うん。

 楽しかったり、悲しかったり、嬉しかったり、怒ったり、嫌がったり、喧嘩したり、一緒に冒険したり、色んな事をしてきたけど、一番嬉しかったのは貴方に会えたこと。


〔あげる…… わたしの全て〕


 これがわたしの最後の言葉、もう体の感覚が無いや。

 ――――ずっと好きだよ……。

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