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AQUA・WORLD  作者: あすぎめむい
アクアリウム編
27/34

アストライアへ行く前に

 久々にウィンドウを確認してみたら、ヒナからのメールが一件入っていた。


『アストライアへ行く前に一人で私の店に来てください、渡したいものがあります。補足:あの子なら同行を認めます』


 一人で来いってどういうことだろう。


 少女に「ついていくか?」と訊くと「うん!」と元気のいい返事が返ってきたので、少女も連れて行く。あの子なら認めると書いてあったので大丈夫だろう。


 とにかく、目を離すと少女は別の方向へ行こうとするので、手をつなぎながら市場を通る。


 ……変な目で見られているような気がするが気にしない。気にしてはだめだ。


 小さな通りを抜けてヒナの店へ辿りついた。


「ヒナ。居るか?」


 そう言って俺は扉を開ける。


「いらっしゃい。ではセイ君、ちょっとこちらに来てください」


 ヒナの男性恐怖症も結構治って来たな。未だにユウキには結構距離をとって、へこませる時はあるが……。


「用事って何だ?」


「なにかなー」


 俺と少女はヒナと一緒にお店の奥へ入っていく。そういえば、ヒナの店の奥に行くのは初めてだ。


「二人とも、入って」


 彼女の作業場らしき部屋に入る。中は整理されていて、機能性に優れている。いかにもヒナらしい部屋だった。


 ヒナは作業机から何かが入った袋を取り出すと、こちらへ持ってきた。


「これ、あげるわ」


 ウィンドウを開いて中身を確認する。《白の騎士服》というものらしい。…………。


「ヒナ、いいのか? 質を確認してみたらかなり高かったんだが……」


 こういう生産品は質の良い物を使用するとその分良い品を作ることができる。もちろん、その分製作者のスキルや資金に負担をかけるのだ。


「だったら、依頼の報酬で払えばいいのよ。それまではただで使わせてあげる」


 「さあ、戻った戻った」といつもの場所に戻される。


「初依頼、がんばって。私は先にアストライアで待っているから」


 ヒナは微笑むと、店の奥へ行ってしまった……。


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