表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クラウン  作者: 鈴乃ネル
2/5

現在

 俺は、昔父さんがいなくなったあの日のことを思い出していた。

 あれから11年経った今、世界は変わった。都市の中心部ではモノが発達してとても(にぎ)やかである。だがそれ以外の地域では砂漠化が進み、木は枯れ、いつの間にか動物たちは居なくなってしまった。いるとすれば、凶暴で危険な猛獣として扱われている有るべきモノの場所(コネクト)ぐらいだろう。

 俺、キリト・リアージュが通っているここ(・・)術式第Ⅶ式学校では、それぞれの術式を学び競い合い、時には有るべきモノの場所(コネクト)の退治を行ったりする学校である。

 術式というものは、火・水・木・土・雷・氷・風の7種類からなり、それぞれの力の源(マナ)の個性によって出せる術式が異なる。そして、もし周りに自分の属性に関係があるアーティファクトをつかえば、術式の力がパワーアップする。俺の場合は『火』の属性である。

 「はいっ、みんな注目ー。これから明日の連絡するからねー」

 1-6担任のフェィ先生が教卓の前に立ち、明日の連絡を始めた。

 「えー、明日は待ちに待った1年生クラスごとでの楽しい遠足です。集合場所は第1体育館で時間は朝0810(この場合は8時10分)ねー。遅刻する場合は連絡網(アテライト)で先生まで連絡ちょうだい。持ち物はいらないけど一応護身用にアーティファクトは持っといたほうがいいわね。先生からは以上よ。何か質問ある?」

 「ハイッ。先生」

 と、リオネ・クライシツが手を上げた。

 「はい、リオネさん」

 「先生?遠足に行く場所はどこなのでしょうか?」

 リオネが立ち上がり言った。

 「いい質問ねー。でも、それは明日のお楽しみよ」

 「なっ!?」

 「ヒントはサーカス。他に質問は?」

 先生はリオネの質問を無理やり終わらせた。

 みんなは無言で答える。

 「よしっ。ではこれで終了します。今日はしっかり体を休めて明日に備えること。以上っ!!」

 先生の一言でみんなはバラバラに教室を出て行く。

 

 

 その日の俺には明日が待ち遠しく、嫌な胸騒ぎしかしなかった。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ