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夏の隣 ~春惜しむ頃~  作者: 澳 加純 


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14/14

筒姫の乱舞

ここまでお付き合いありがとうございました。

クリニックでの検査で異常が発見され、だその後紹介状を手に大病院へと緊急検査入院と手術の運びとなってしてしまいました。


中途半端ではありますが、今回で終了させていただきます。手術が成功してくれれば、とてもありがたいのですが、もしよければ生還できるよう祈っていてください。そしたらのうのうとした顔で新連載始めるはずですから。


もちろん、途中のままの作品もいっぱいあるので、戻って来るようにします!(希望)まだ病状の詳しい説明が無いのでハッキリ言えませんが、病魔が巣食ったのがあまり良く無い箇所なので、ギリギリまで説明が無いのが返って怖い。連載だけは完結しようと無理矢理詠んだ今回は中途半端な上に(推敲不足で)五七五七七にもなっていなかったりしていますが、病気のせいだとご容赦くださいm(_ _)m

病室の窓から覗く景色は花も空も夏仕様 

夏の隣は夏最中に移りて 

わたしだけ取り残されたよう

今年も筒姫は荒れ模様

どうせなら蝉の合唱をBGMに静かに佇むお姿を拝見したいのに、ここ数年は鬼女のように荒れ狂って舞狂っているような


それは皆が愛する竜田姫への嫉妬でしょうか?


眩しゆい夏日とて ベッドの上からでは伸ばした手も届かず

ひまわりもアガパンサスも、サルスベリの赤さえここからは見えなくて、花の色が少なくて寂しいばかり。


空調の効いた部屋は快適で、

ピンクのカーテンで仕切られた病室は清潔だけど、物足りなさ過ぎて。

今朝も朝から熱中症警戒アラートが……



夏空ははるか 陽の眩しさえ 幻で

蝉も鳴けない 酷な夏が来ぬ


筒姫や 哀れな迷迭香に情けの雨を

半枯れの枝 揺らせる姿 痛々し


筒姫の猛威にばらが耐えている内に退院したや

今年も秋ばらの笑顔観たいと


せめて早 日に2回の点滴生活抜け出したい

手術終われば 痛み消ゆるのか


散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ(ちりぬべき ときしりてこそ よのなかの はなもはななれ ひともひともなれ)と細川ガラシャは辞世の句を詠みましたが、ただ人はまだやり残したことがあるので足掻きたいです。


*迷迭香 マンネンロウ(ローズマリーの和名)

ご来訪ありがとうございますm(_ _)m

筒姫とは、夏を司るお姫様のお名前。

春の佐保姫、秋の竜田姫と並んで季節神ですね。もちろん冬のお姫様もおいでです。宇津田姫うつたひめ様とおっしゃいます。

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夏の隣 ~春惜しむ頃~ /></a></div></body></html>
― 新着の感想 ―
色彩の乏しい病室からの、眩い夏の光への切望を感じました。 かつて3度の入院と手術1度を経験しました。病室の素っ気ない壁と長い夜を加純さんの歌から思い出しました。 手術の成功をお祈りいたします。これか…
最近、私の周りでは入院される方が増えて驚いています。 友人の一人が人工股関節を入れる手術をすることになって、わたしの父親もその手術をしたことがあるため、いろいろ経験談を聞いて、お知らせしたりしています…
絶対に成功しますから、大丈夫です! お歌の数々も素敵です! 大変な中できちんと完結されるなんて、さすがは加純さま。養生後の復帰をお待ちしていますね!
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