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第34話木原親子は結子を泊める
「お風呂あがりましたー」
結子は浴室をでて挨拶する。
「はーい。結子さんなんか元気ない?」
甘人はちょっとした違和感に気付く。
「別にそんなことないよ?」
結子はさも平常なように言った。
「えっと、母さん。今日結子さん泊めていいかな・・・」
甘人は結子の覆い隠せない孤独感を見通すと愛子に問う。
「ふむ・・・」
(この女を泊めるとなにかあるし、いえまだこれからだから大丈夫かしら)
愛子は思案するとそういう結論に至った。
が、当の二人はすでにそういう行為に至っていることに愛子は知らない、
「いいわ。結子さん今日はゆっくりしていってちょうだい」
「ありがとうございます結子さん」
(え、こんなあっさり?愛子さんなにか企んでいるのかしら?困ったわ・・・)
結子はちょっと疑心暗鬼になった。
これではあまりに都合がよすぎてなにかあると思ってしまう。




