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第40話愛子と結子車でお出かけ
結子は愛子と合流し愛子の車で向かう。
「あの、これどこに向ってるんです?」
結子が聞くと愛子は近所のショッピングモールの名前を上げた。
「あー、そこですか」
「あまり行かないかしら」
「まあ、うちの夫に見せてもしょうがないし一人で行ってもなので」
愛子の問いに結子は曖昧に答えた。
「ふふ、ショッピングなんてそういうものだものね。よかったじゃないわたしみたいなのがいて」
愛子はニヤリとする。
「ええ、これで安心です」
結子は努めて笑顔になった。
(なわけないでしょ。なんであんたみたいな甘人くんと仲よくするのよ!)
しかし心では憤慨している。
「わたしも仕事やってるけど買い物まで一緒にいく人いなくて助かったわ」
愛子は軽く微笑む。
「そ、そうですか・・・」
(仕事も忙しいと友達もいないのかしら?ふふ、軽くここで恩でも売っておきましょうか)
結子は自分のことは棚に上げて上にいる気分になった。
そもそも専業主婦たる彼女にそういう友人などいなかった。




