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エピソード5

5


 どこかのオムニバースの中にある惑星の1つ。


 赤土の砂漠にメシアは実施まとわぬ姿で立っていた。周囲には何もなく、地平線が綺麗に見えていた。


 と、自分が1人で名はないことに気づいた。5メートル先に女性が立っていた。それを見たメシアは、心臓の鼓動が馬の足音のように高鳴り、誰なのかをすぐに理解した。


 赤土をゆっくりと踏みしめ、近づくと長い髪の毛に軽く触れ、その腕を除災の前に回した。


 全裸の柔らかい乳房が腕に触れた。


「――会いたかった」


 ようやく息をするように、メシアは呟く。


 微笑んだマリアは、背中から回された腕を掴み、嬉しそうに呟く。


「時間が消えるほどの長い時が過ぎた。久しぶりね、メシア」


 懐かしく豊かな声に、マリアを抱きしめる腕に力が入る。


「無限のオムニバースが目の前で崩壊していく。デヴィルの力は、ますます強くなり、デヴィルの神々、ダークコアも動き出している。わたし達はもう、会えないかもしれない」  


「そんなことはない。例えマリアが人でなくなっていても、僕の気持ちは変わらない。君だけを愛している」


 軽くマリアは笑う。


 メシアの腕をほどき、向かい合うと、メシアはマリアにキスをした。


 その瞬間である。赤い空で無数の爆発が見えた。それは無限のビッグバンの光であった。


 光を超える爆発は赤砂を巻き上げ、2人を砂煙の中に消し去ってしまった。


6へ続く

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