狂気
人形が学校に近づいて来ているな。授業が始まって8分程経った。窓側に座っている山本が山本の前に座っている泉に話しかけている。
気づいたな。人形達が学校に入ってくることに。
山本達が喋っているのに気がついた教師が山本達に言った。
「お前らうるさいぞ。今、授業中だぞ!」
「先生校庭に人がいっぱいいますけど、今日なんかあるんですか?」
「なんだと?」
教師が教卓から移動して窓を見る。
「なんだ、これは!」
教師が驚いている。それを聞いていた谷島と金久保が窓を見た。
「お、おい不審者じゃね!あれ!」
「マジ!?ハハ!俺がぶっ殺してくるわ!」
このクラスのリーダーでもある金久保と谷島が大声で言った事で他の生徒も窓の方に行き校庭を見た。
教室は、大盛り上がりである。馬鹿な奴らだ。今自分達が置かれている状況が理解できていないなんて。
…侵入成功。よし、俺の教室に来い。窓を見ていた教師はハッとなり、大声で言った。
「お前らちょっと待ってろ!」
そう言うと教師は急いで教室を出た。廊下から声が聞こえる。おそらく他のクラスの奴らも気づいたな。教室を出た教師は、どこに行っただろうか。職員室だ。放送で生徒達に避難させるんだろ。
だがなそう簡単にはさせないぜ。
何の為に野球バットを持たせた人形がいると思ってるんだ。それは生徒達を学校から避難させない為だぜ。
教師が職員室に向かっている途中で出会ってしまった。バットを持った人形に。
「なんだ、お前らは!」
無言で教師に襲い掛かる。
「早い!うげ!」
教師を撃退した。魔力は、物に纏わせると耐強力も破壊力も増す。校内に侵入した人形達は、教師達と居合わせた。
「なんだお前ら!何が目的だ!」
人形達が襲い掛かる。なす術もなくやられる教師達。このままではまずいと思った教師が言った。
「あ、おい!警察だ!警察を呼べ!ぐはっ」
王の杖で作った人形の視点を御手洗が見ることも出来る。
よし、教師も蹴散らせられた。さぁ、人形よ学校を支配せよ。そして、支配の後に俺が学校を支配する!さあ、俺の教室に来い!
「動くな!お前ら!」
窓の方に密集していた生徒達は、声のするドアの方を見た。
そこには、人形達がバットやモデルガンを構えている。
「いいか今学校は、俺が支配した!自分の席につけ!言うことを聞かない奴らは、殺す!さあ、早くしろ!」
教室に悲鳴が上がった。他の教室からも悲鳴が上がって来ている。大騒ぎである。実に不快だ。頭の悪い奴らめ早く席に着け。
委員長が大声で叫んだ。
「みんな、先に着け!この人達の言うことを聞くんだ!殺されるぞ!」
委員長の声により生徒達は、冷静になり自分の席に着き始めた。いいぞ、委員長!良くやった!御手洗は顔下げながらニヤリとした。
「早くしろ!殺されたいのか!ああぁん!?」
人形達にモデルガンで電光灯を打たせ生徒達を驚かす。悲鳴は、止まない。その後生徒達は、席に着いた。よし、いいぞ他の教室でも同じようになっている。人形に次の命令をした。
「聞けクズ共!お前らは何でこんな事をしに来たんだと思っていると思うから答えておいてやる!理由は、簡単だ!俺達は学校が嫌いなんだよ!こうして大人になっても学校を見るたびに嫌な思い出を思い出して吐きそうになるんだ!だから俺達は嫌なもんを壊しに来た!何か質問あるかゴラァ!」
大声で人形が生徒達を威嚇する。震えながら委員長が質問した。
「あ、あの僕達はこ、これからどうなるのでしょうか?」
「帰すよ多分な」
いいぞ人形達。まぁ、命令しているのは俺だから自画自賛になってしまうんだが。谷島、さっきまで俺がぶっ殺してやるとかほざいていたが、どうした?殺せるもんなら殺して見ろよ。怯える谷島と金久保と堀山を見てニヤリとしながらそう思った。だがなもっと辛い目に遭って貰うぜ!そして、次の命令を人形に出した。
「今からお前らに質問をする!正直に答えろ!正直に答えなかったらお前ら全員殺す!この教室でイジメをしている奴を見たことがあるか?見たことがある奴は手を上げろ!」
少し考えた後生徒全員が手を上げた。いいぞ。谷島、金久保、堀山今どんな気分だ?ふふふ、俺は最高の気分だ。だがこれからもっと最高の気分になるんだ。
「そのままだ!そのまま!よしお前だお前はそのまま手を上げてろ。それ以外の奴は手を下ろせ!」
人形が指名したのは、クソビッチの堀山だ。ふふふどんな気分だ?冷や汗かきまくってるか?汗で腋がびちょびちょか?セックスよりも汗が出てるか?人形が堀山に質問する。
「おい、お前このクラスでイジメをしてる奴を見たことがあるか?正直に言え言わなかったら殺す。」
「あ、あ、か、金くぼ。」
「あ?聞こえねーよ!もっとデケェ声で言え!!!」
「金久保!金久保!!!」
「は?」
金久保は顔を青ざめる。金久保の疑問が口から溢れ出す。
「は、は!?堀山てめぇ!!」
「うるせぇ。喋んな!!!」
人形が金久保を思いっきりバットで殴った!鈍い音と共に金久保は動かなくなった。ざまー
「おい、そいつ生きてんのか?」
違う人形が殴った人形に向けて聞いた。
「生きてるか確かめる」
もう一度金久保に殴った。おもろ。
「まぁ、死んでようがどうでもいい。だってこいつは、イジメをしていたんだからな!イジメをしてる奴は、死んで当然だ!」
「おい、てめー何勝手に手下ろしたんだ?!手、上げろボケェ!!」
人形が堀山に向かって叫ぶ。堀山は震えながら手を上げる。人形が堀山に質問する。
「おい、他にイジメてる奴いるか?いるなら正直に言え!」
「い、いないです。」
「本当か?」
「本当です。」
嘘つけ。まぁ、制裁から逃げられると思うなよ。谷島、堀山!
「分かった。じゃあお前に聞く。お前だ!」
「は、はい!」
そう言って人形は、御手洗浩太を指して聞いた。
「おい、お前。お前だれかがイジメてるのを見たことがあるか?」
「はい、谷島って奴です!」
自信満々に大声で言ってやったぜ!すると今度は、奴が叫ぶんだろ。
「おい!御手洗てめぇ!」
ほらね。金久保と一緒。心の中でため息をついた。
「オウ、ゴラァー!くたばれ!!」
谷島は正面からバットを受け止めようとしたが後ろからの攻撃に気づかずなす術もなく叩かれる!少しスッキリした、だがまだだ!
「おい、女テメェ!俺に嘘ついたよな?!」
「いや、それは、」
「言い訳なんか聞きたくねぇんだよ!テメェは俺に嘘ついたんだ!だからよテメェも制裁を受けて貰う。」
「ひ、いや、殴られるのは嫌!!!」
堀山が叫ぶ。安心しなよ。殴りはしないぜ。
「じゃあ、お前服脱げ」
「え?」
「え?じゃあねーよ。お前服脱げ。脱がないなら殺す!まて、脱ぐなら教卓の前に来い!早くしろ!」
泣きながら堀山は教卓の前に行った。
「じゃあお前教卓の前に立って服を脱げ!!」
泣きながら堀山が制服を脱ぎ始めた。いい気分だ。その無駄にでかい胸を早く見せろよ。やばいニヤケが止まんない。
他の教室では、大人しく座って怯えているクラスもあれば、人形に反抗して返り討ちに遭った奴もいる。クズ共が黙って座ってろ。今、授業中だぞ。御手洗は、人形の視線を見ることができる。
堀山は制裁をどんどん脱いで行き、下着姿になった。ヒューいいざまだ。しかし、そこからは服を脱ごうとしない。ちっ何してんだ。
「おい、テメェ何してんだ!!早く脱げや!!」
「い、嫌です!これ以上は、出来ないです!!!」
「何言ってやがる!はや…」
人形にニヤリと笑わせ俺もニヤリとする。そうか堀山自分一人で服も脱げないのか。なら、代わりにやってやるよ。やれ人形!
「わかった。自分一人じゃ脱げないなら…俺が脱がしてやるよ!」
人形は勢いよく堀山の下着を下ろそうとする!
「おい、テメェ抵抗するんじゃねー!!!」
「嫌、本当に嫌!!!」
堀山は人形に抵抗している。無駄な足掻きだ。どうだ少しは分かったか堀山?いじめがどんなに辛いのか。でもな少しは分かったよ堀山。いじめている側は、超楽しいな。いつもは俺の嫌味を言って、金久保と谷島の後ろから見て楽しんでいるお前の気分が分かったよ。
本当に最高だな!お前の泣き顔と下着姿をクラスメイト達に披露させると、気分がいいよ!堀山の下着姿なんて、半袖の制服を着ている時に少し透けて見えるくらいしか見たことなかったから、こうまじまじと見れて嬉しいよ!さぁ、早くお前の裸を見せろ!
…人形の力加減を緩めていたが、もう面倒くなったから殴ってでも脱がすか。…いや、待てよ。いい事を思いついたぞ!ふふふ。
「しつこいぞテメェ!おい、テメェ!テメェだ!!さっき谷島って大声で言った奴!そう、指さしてるテメェ!前に来い!」
御手洗は、人差し指を自分に指して首を傾げていた。人形に呼ばせて俺は教卓の前にでる。
「なんすか?」
「俺がこの女を押さえるから、テメェは下着を脱がせ!」
「嫌だと言ったら?」
「ぶっ殺す。早くしろ。」
「って訳なんだ。ごめんね堀山さん。じゃ脱がすよ。」
人形に押さえつけられほぼ無抵抗の堀山の下着を脱がす。
「あんた、ふざけてんじゃないわよ!ぶっ殺すわよ!!!」
「下着を脱がして殺されるか下着を脱がさないで殺されるんだったら俺は下着を脱がす!!!なぜなら乳が見たいから!!」
そう高々と宣言して御手洗は、叫ぶ堀山を無視して堀山の下着を脱がした。
…いい乳だ。この乳を使ってあの谷島金久保どもを誘惑してたんだろ。そう思うとこの乳を見ていると気分が悪くなってくる。最後にあれをしよう!人形に命令した。
「おい、お前こいつの胸を揉め!」
「了解です!」
柔らかい。まるで水風船の用だ。無駄にでかい胸しやがって。乳首も触る。胸を揉むのを楽しんだ。
まあ、もういいかな。クズ共に仕返し出来たし。さあ、ヒーローショーの始まりだ!!人形に命令した。
「おい、お前。今度はこいつを犯せ。」
「あー嫌です。」
「なんだと!?調子乗んなよ!!」
勢いよく俺の顔めがけて殴りかかってくる。首をずらして避ける。
「ふっ!」
王の杖で人形を押し飛ばす。勢いよく壁にぶつかる。
フッ決まった。魔力が見えないクラスの奴らはまるで俺の手から衝撃波が出たんだと思ってるんだろうな。安心しろ。クラスメイト(お前ら)は、俺が助けてやる。人形に怒りをぶつけるように叫ばさせる。
「お、おい!テメェら!!何ボーとしてやがる!こいつを殺せ!!」
人形にそう叫ばさせる。この教室に配置させて置いた前の黒板側にいる、正確に言えば今俺の後ろにいる人形がバットを構えて襲い掛からせる。俺はその場を動かずに王の杖後ろに突き人形を押し飛ばす。俺は立ち上がりニヤリと笑い、教室にいる奴らに向けて宣言する。
「学校を支配するだと!?ふざけるな!!お前らの好きにはさせない!!俺がみんなを守るんだ!!」
御手洗は、そう言うと魔力を足に集中して王の杖を構えて教室の後ろまで飛び後ろにいた人形の腹に当てる。人形の腹に当て終えるとすぐさまもう一人いた人形に向かって走り。王の杖で押し飛ばした。
「ふぅ…。これでよし。」
御手洗は、そう言うとクラスメイトの方を向いた。クラスメイトは、狐につつまれたような顔でポカンとしている。その中で委員長が口を開いた。
「御手洗君君は、一体?」
「俺は…いや、あとで全部説明する!今は、みんなを守るんだ!!!」
「え、ちょっと御手洗君!?」
委員長を無視して俺は教室を出る。そう人形に支配されている生徒を助けに行くために。
「どこから行こうか。」
そう呟き1年生を先に助けるか2年生を助けるか考える。2年の奴らを助けるのもいいが1年の奴らを先に助けるか。なぜなら俺は、後輩の彼女が欲しいからだ。みんなを助けて後日に先輩ありがとうございました。かっこよかったです。とか言われたいからな。
「よし、行くか!」
俺は階段に向かって走った。階段がある所に着いた。階段を降りて1階に行こうと思った矢先誰かが階段を上って来る奴と出会した。そいつが俺に気づいて話しかけて来た。
「誰だ!?…2年の人か。」
そいつは、口に傷と顎の近くに傷がついている黒髪の男だった。俺もそいつに聞いた。
「お前こそ誰だ!?俺は2年の御手洗浩太だ!名前を教えろ!あと何しに上に上ってきた!?」
男は少し黙ったあと口を開いた。
「僕は1年の夏連海音です。上に上って来た理由は、職員室に行こうとしたからです。」
「なつらみお?男のくせにみおだと?」
御手洗浩太はそう呟いた。
「…御手洗さんこそなんで1階に行こうとしてるんですか?下に行くと何かあるんですか!?」
面倒臭いな…。だが、説明しといてやるか。
「俺は、みんなを守る為に1階に行こうとした。君も知っているだろう!?今学校は、不審者に支配されてるんだ。だから俺はその不審者を倒す為に1階に行こうと思ったんだ!!」
「その杖みたいなものを使ってですか?」
「何!?」
何だと!?こいつ王の杖が見えるのか!俺以外に魔力を使える奴がこの学校に居たのか!