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魔力警察  作者: たわしなわたし
2/5

コーラってたまに飲みたくなるよな

 コーラが2本あった。え、130円でコーラ2本買えたってこと?

超ラッキーじゃん。少しガッツポーズをして、2本のコーラを取り出した。へへ今日の占い1位の言う通りラッキーな日だぜ。

 じゃあありがたく早速。

 カシュ。  ゴクゴク。


 「ぷはぁー。うめー!」


 思わず言ってしまった。喉が渇いときに飲むコーラは沁みるぜ。久々にコーラ飲むとやっぱりクソうまーなこりゃ。コーラを作った人は天才だ。


 なんて思ってたら…


 「オ、オェ!!」

 

 口からゲロを吐いた。な、なんで?思考を考えるよりも先にゲロがどんどん出てくる。


 「オ、オア! オボェェアガヴァァァ!!」


 ゲロが口から止まらない。クソ、血まで出てきてやがる。  

  

      ズキン。

 

 痛てぇ。心臓が痛い。心臓が握り潰されるてんのか?体を前と後ろから思いっきり押し潰されるてるみたいだ。俺は立ってはいられずに膝をついた。視界もなんだかぐわんぐわんしてきた。心臓に何がが引っかかってる感じがして気持ち悪い。

 ク、クソなんでこんなことになってんだ。原因はなんだ?いや、原因は一つしかない。コーラだ。コーラに毒が入ってたんだ!苦しい。誰か助けてくれ!!心の中で助けを求めていたら。


 「大丈夫ですか?」

 

 声をかけられた方を見た。通りすがりの襟足の長い青年が俺に話しかけてくれた。ラッキー。これで助かる。


 「きゅ、救急車をお願いします!!!」


 早く楽になりたくて叫んでしまった。しかし、青年はスマホで救急車を呼ばずに俺に近づいて背中を摩ってきた。

 そうして青年はこう言った。


 「落ち着いてください。すぐに楽になりますよ。」

 

 意味がわからなかった。背中を摩るだけで楽になるわけないだろう。早く救急車を呼べと思っていたら、視界が真っ白になった。数秒たつと、体の痛みが引いてきた。おまけに視界も治ってきた。俺は不思議に思って青年に聞いた。

 

 「何をしたんだ?摩っただけで楽になるなんて。あんた何やったんだ。なんか知ってんのか!?」


 「よかったですね。適合者だ。」

 

 「適合者?」


 どうゆうことだろうか。何もわからない。この痛みはなんだろうか。なぜ摩っただけで痛みが引いたのだろうか。なぜ視界が真っ白になったのだろうか。何もわからない。不思議に思っていたら、


 「オッオエァァァ!!!」


 喉からいや、もっと奥の心臓から何か出てきやがった。唾液まみれのそれを見ていたら、青年が喋りだした。


 「いやー色々気になる事があるでしょうが、とりあえずおめでとーございまーす。」


 適当に拍手しながら、1ミリも祝う気持ちを感じさせない態度で言ってきた。その態度にキレて、俺は、そいつに問い出した。


 「な、何が、おめでとうございますだ!お前俺に何をした!?俺の口から出たこれは、何だ!?適合者って何だ!?何でこんな事したんだ!?つか、そもそもお前誰だ!?」


 青年は、少し考えた後面倒臭そうに答えた。


「……あーそうですねー。自己紹介がまだでしたね。僕の名前は、柳陽介(やなぎようすけ)17歳でーす。貴方に飲ませたのは、mrm?何だったけ?入りコーラでーす。口から出たのは、貴方の力でーす。僕は、本当に何もしてないです。以上です。」


「以上!?わかるかよ!分からねぇ事が更に増えただけだよ!分かったことは、あんたの名前が柳って事だけだよ!一つずつ分かりやすく答えろ!まず、mrm?俺に飲ませたのは何だ?!」


 「あーそうですね。貴方に飲ませたのはmrm入りの特別なコーラです。mrmは、何の略だったかは、忘れました。mrm入りコーラを飲んだ者は、眠っている才能を引き起こします。」


「才能?」


「はい、才能を引き起こすと言っても魔力をスキルにするんですけどね」


 「魔力?スキル?この二つについてもっと詳しく教えくれ!」


 魔力、スキルだと!?そんな漫画やゲームなんかでしか聞いたことのないような言葉が現実で見れるなんて!御手洗は、心を弾ませた。

 

 「…魔力について詳しく教えましょうか。魔力とは、体内に流れる生体エネルギーのことです。スキルとは、魔力を自分専用の力に変えることです。

 貴方が口から出したそれは、貴方の魔力から作られたスキルです。スキルは、特殊な能力がついた道具や身体に超人的な効果をもたらすものもあったりします。こんなもんでいいですかね。」


 「…なるほど魔力の事については大体分かったきがする。じゃあお前なんでこんな事したんだ!?こんな事をしてお前になんの得があるんだ!」


 「…なんでこんな事をしたかですか…。それは、貴方が辛そうだったから。毎日が辛いんでしょ。毎日が退屈なんでしょ。学校にいるとき早く家に帰りたくて朝起きるのが嫌なんでしょ。なぜなら学校が楽しくないから!」


 そうだ。その通りだ。俺は、学校が楽しくない。授業が終わると一目散に家に帰る。だって学校が楽しくないから。こいつには、それが分かるのか。なぜ?


 「そうだ、俺は学校が楽しくない。いじめられて友達もいない。学校じゃあいつも一人でいて、何もかもが楽しくない。なぁ、お前なんで俺が辛い日々を送っているのが分かるんだよ?」


 「顔を見れば分かりますよ。そんな幸が薄い顔してればね。僕は、辛い目をしている人を放っておけないんです。 だから貴方の力を目覚めさせました。そして、魔力なら貴方の日常を変えれる!」

 

 「日常を変えれる?」


 「はい!変えましょう今を貴方の力で!つまらない毎日を楽しい毎日にするために!幸せは、自分の力で掴むものです!あ、あとこんな事をしてなんの得があるかと聞いていましたが、人助けに理由は、いらないですよ。」


 俺は変われるのか。いや、変えなきゃ駄目なんだ。(こいつ)も言っていた。幸せは、自分で掴むものだと。拳を強く握りしめて俺は決意した。


 「よし、決めたぞ!俺は、毎日を変える!毎日を楽しくするんだ!」


 「そのいきです!」


 柳は、まるで自分に嬉しいことがあったかのように喜んでいる。なのに俺は…


 「ごめん。あんたのことすっげぇ疑って。あんたいい人なんだな。他人のことでそんなに喜んでくれるなんて。まだ、何もしてないのに」


「いやいや、そんないい人なんて。そんなんじゃないですよ。時間大丈夫ですか?時間があるようでしたら魔力の使い方を教えてあげますよ。その代わりと言っては、なんですがスキルの能力教えてくれますか?」


「ああ、時間は大丈夫だ。俺のスキルの能力も教えるよ!スキルが使えるようになったらな!んじゃ、俺に魔力の使い方を教えてくれ!」


 俺は、猛烈に興奮している。魔力なんてもんをこれから使えるようになるからだ。使いこなせれば色んなことができる!楽しみだ!


「それじゃあ魔力の使い方教えますか。とりあえず移動しましょう。自販機(ここ)じゃあ色々邪魔になりますから。」



 場所を自販機の前から公園の隅っこに移動しながら話しかけてきた。


 「そういえば、名前教えてもらっていいですか?」


 そういえば俺の自己紹介がまだだったな。


「俺の名前は、御手洗浩太。御手洗って苗字嫌いだから浩太って呼んでくれ」


「分かりました、これから貴方のことは浩太さんと呼ばせてもらいます。僕の名前は柳陽介それじゃあ魔力の使い方を教えます。」


 「魔力は、頭の中ででろ!って思えば出せます。物に魔力を流して強化させたり、体に纏って身体能力を高めることができます。とりあえず魔力を出してみてください。こんな風に」


 柳の体から魔力が出ているのが見える。よし、俺も…


「…で、出ない?なんで?」


 御手洗は、柳の方を見て尋ねる。


 「いえ、出せます!きっかけさえあれば必ず魔力を出せます。現に貴方の口から出した奴も魔力でできていますから。とりあえず目を閉じて魔力を出す事に集中してください。雑念が多いから魔力を出せないんだと思うので。」

 

 集中?魔力を出す事に集中、集中、集中…


 「お、出てますねー!じゃあそのまま、そのまま魔力を体に纏ってください。身に纏うというより、服を着るイメージで!あ、いいですよ!上手い、天才ですねー!」

 

 「はぁ、はぁ、で、できてた?」


「はい、魔力を出す事も魔力を体に纏わせることも!天才ですねー!まさかこんな短期間で魔力をコントロールできるなんて」


 柳は、喜びながら御手洗を誉めてくれる。


 「じゃあ、最後に貴方のスキル使いますか。と言っても浩太さんのスキルの使い方は浩太さんしか知らないですけどね。」


 「使うって、俺の口から出したあれか?あれの使い方なんてわかんねーよ。てか、口から出した(あれ)自販機の前にあるじゃん!拾ってこなきゃ」


御手洗浩太が自販機の前に行こうとするのを柳が止めた。


 「拾いに行かなくても大丈夫ですよ。魔力で作った物は、一定の魔力を注がないと魔力切れで勝手に消えるんです。だから、拾いに行くんじゃなくてここで作ってください。作るというより体から出すイメージです。目を閉じて集中してください。集中すれば見えてきますから。」


 何が見えるのかは、聞く必要がないと思った。目を閉じてあれを出す事に集中した。


 「浩太さんは一度スキルを発動させることができたんです。一回出来れば二度目なんて楽勝のはずです。暗闇に向かうか深海に潜るイメージです。」


 楽勝ねぇ。簡単に言ってくれな。って駄目だ、集中、集中。目を閉じて集中する。あれを出す事に。暗闇に向かうか深海に潜るイメージで。俺は、走るのが嫌いだから深海に潜るイメージをしよ。


 「ちなみに魔力は、誰しもが持っていますがスキルは、魔力をコントロールできる人しか見えないんですよ。」


 …見える?気のせいか?いや、見えるぞ!ぼんやりとだけど。複雑な形をしている!もっとだ。もっと詳しく、より鮮明に見たい!さらに集中する!

 …見えた。見えたぞ!今度は、はっきりと!手が…手が…届いた!  目を思いっきり開ける!

 手には、見えた物が出ていた。


 「ハァ、ハァ、出来たぞ!」


 「…まさか1日でスキルを二度出す事が出来るなんて。僕の目に狂いはなかった。それの使い方は分かりますか?」


 フッと笑い俺は答えた。


 「それじゃねぇーよ。こいつの名前は、王の杖だ!使い方も分かるぜ!」


 「王の杖ですか。浩太さんにぴったりな名前ですね。ちなみに王の杖の能力は、なんですか?魔力の使い方を教えた代わりに能力を教えてくれる約束ですよね。」

 

 「ああ、約束だったな。見てろ!」


 そう言うと御手洗は、公園を散歩している老人を背後から杖の先で刺した。しかし、刺されているのにも関わらず老人は、刺されている事も気がつなかった。杖の先を抜いて柳の方に戻ってきた。


 「ただ、刺すだけじゃないんだぜ。王の杖の本当の力は、これだぜ。」


 持ち手の部分を押すと杖の先から刺した老人が出てきた。


 「どーだ!これが俺の能力だぜ!刺した人間を作る能力だ!ただし、自分は作れない。それに杖は、魔力をコントロールできない人には、見えないが杖で作った人は、魔力をコントロールできない人でも見えてしまうんだ。」


 御手洗が自慢げに自分の能力を語る。柳は、少し考えた後口を開いた。


「…刺した人間を作る能力ですか。面白い能力ですねー。」


 御手洗は、王の杖で作った人を消した。


「なあ、ちなみにあんたのスキルはなんだよ?」


 「…僕のスキルですか?」


「ああ、あんたのスキルだよ。俺は、スキルを教えたのにあんたは、あんたのスキルを教えてくれないとか不公平じゃん!」


「僕は、浩太さんに魔力の使い方を教える代わりにスキルを教えてもらう約束だったんですが、それは約束の範囲外じゃないですか?」


「えーいーじゃん。別にスキルを教えるぐらい。教えてよぉ。あ、もしかして教えたくない理由があるのか?スキルが強すぎて教えられないとか?じゃあスキルを教えてくれなくてもいいから、スキルを教えてくれない理由を教えてくれよ!」


ため息をついた後、柳は答えた。


「…僕の能力は、人に教えてると僕が死んでしまうという能力があるんです。だから教えられません!能力を教えられないことは教えていいんですけどね」


「そ、そんなデメリットがあるのか。言われてみれば確かに俺の能力も作った人は、魔力をコントロールできない人にも見れるからな」


 「スキルにデメリットがある事は、不思議ではありません。デメリット無しのスキルもありますけどね。じゃあそろそろ解散しますか。」


 「え、ちょっと待てよ!スキルの使い方は、分かったけどどう使っていけばいいんだよ。」


 「どうって。ご自由にお使いください。浩太さんのスキル王の杖は浩太さんの物ですよ。自分の物をどう使おうが構いませんよ。」


 「自由って…。」


「…浩太さん自分で言ってたじゃないですか。俺は、日常を変えるって!日常を変えるために魔力の使い方を覚えんだんでしょ。なら日常を変える為に使えばいいじゃないですか。」


 そうだったな。魔力を覚えるのが楽しくて目的を忘れていたな。そうだ俺は、王の(これ)で日常を変えるんだ。

 

 「ああ、俺は日常を変えるよ。絶対に!」


「はい、頑張ってくださいね♪それじゃ」


 柳と別れようと思ったがある考えが浮かんだ。また、(こいつ)と会えるのか?とりあえず柳を引き止めよう。


 「まっ待ってくれ!また、あんたと会えるのか?」


 「多分?連絡して貰えれば多分会えると思います。あ、じゃあ連絡先交換しますか。」


 「あ、あぁ!交換しようぜ!」


 柳と連絡先を交換した。嬉しかった。家族以外の連絡先を貰えるのが。


 「それじゃ。これで。日常を変えてくださいね。」


 「ああ、俺は日常を変えるよ!」


柳と別れた。いつもは、家に速攻で帰って携帯をダラダラいじっていたんだけど。今日は、色々あったが楽しかった。放課後に友達と遊ぶのは、こんな感覚なんだな。

 よし、帰ろう。王の杖をどう使おうか考えよう。まぁもう大体使い道は、思いついたんだけど。

 コーラを飲みながら家に帰った。

 


 

 



誤字脱字があるかもしれないです。


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