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博士と立野くん

ドルチェアンドガッパーにゃ?

作者: 星野☆明美

「いい曲だなぁ」

立野くんはワイヤレスイヤホンでFMラジオを聞いていました。

「エイトさんのこーすい」

よし、覚えたぞ。今度検索してまた聞こう。

「立野くん」

「博士」

「香水を作ろうかと思うんだがね」

「いいですね!調香とかできるんですか?」

「まあね」

「何をベースにするんですか?」

「ムスク……かな?」

「ムスク!」

「マルを連れてきたまえ」

「?なんで??」

「テーマはネコにちなんだ香りにする」

「どんなのですか?!!」

「マタタビを配合して、ネコ好きが使う香水にする」

博士は以前、マルの抜け毛対策に液体のりを使おうとして、それ以来マルは博士によりつかなくなったので、おそらく、自分でもその香水を使う気でいるのでした。

「そんなの売れますか?!」

「売れる!便乗商法ぢゃ。今はやりの歌にちなんだ名前の香水にする!」

「ドルチェアンドガッパーニ?」

「ドルチェアンドガッパーにゃ」

「いろんなところからお叱りを受けますよっ!!!」

「だが、うまくいけばがっぽり儲かる!」

「だれかーこの人止めてくださいー!」

にゃーん!

マルが呼ばれたと勘違いしてやってきた。

「そうさなぁ、立野くんがいればマタタビ香水はいらないかもな」

はああああ。

立野くんは深い深いため息をつきました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「にゃ」の意味なんだろうかと思いながら読んで、「そういうことにゃ?」と笑いました! マル……早く博士のこと許してやって!(笑)
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