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昼想夜夢  作者: 羽ノ夜くん
8/10

番外編2

はい、あきひろ君覚醒です!

ここでは、殴る、胸ぐらを掴む、脅迫などがあるので、ここでやめておく人は次の第6話をお待ちください!

昼休み

俺はそのグループのあとをついて行った。

いじめがおこりそうな校舎裏だ。

あいつらの声が聞こえてきた。


「なぁ、山本、まじでやるのか?」

松村の声だ。


「ええ。腹が立つし、ムカついて仕方ないわ。」


なるほど?山本が主犯そうだな


「でもでもぉー、塩崎くんと、綿貫くん邪魔じゃない?」


山本の取り巻きの女か。名前は確か…恒川つねかわだったかな


「えー、あいつらなんて簡単にねじ伏せられるだろ。なぁ、藤堂?」


この声は…吉岡だな。


「あぁ。楽勝だぜ」


藤堂…お前後で地獄を見せてやるよ


「ていうか、これ、誰にも聞かれてないでしょうね?」


出るなら今かな?


「はぁーい、僕の聞いてたよ?」


山本達は最初びっくりしたが、

俺だと気づいて舐めた態度をとった。


「あ、あら、綿貫くんじゃない、何してるの?ここで。」


山本が言った。


「いやー、それは僕も君達に聞きたいよ、何してたの?ここで。あ、いじめの計画かー!」


全部聞かれてたのね、と山本は呟いた。


「綿貫くーん、森田くんと塩崎くんといなよーこんな所でヒーローぶらない方がいいよ?」


恒川が言った。


「そうだよーじゃないと痛い目見るよ?」


松村が壁によりかかりながら言った。


「いやー塩崎と綿貫だったら、塩崎の方が強そうだからなぁー。お前でよかったよ、綿貫。」


そう吉岡は言うと、俺の胸ぐらを掴み、壁に押し付けた。


「山本ー、こいつどうする?」


「そうねー…とりあえず今のことを誰にも言えないような状況にしちゃって。」


「OK。」


そう言うと吉岡は俺に殴りかかってきた。

よし、演技して行きますか。


「ぁうっ!!」


俺はわざとパンチをくらった。

え、ちょっとまって、パンチ弱くない?

なんか猫パンチ?ってレベルだよ?


「なんだよ、こんなメガネ、捨ててやるよ」


そう言うと吉岡は俺のメガネをとった。

あ、よかった!こわされてない!

こわされたらキャラが保てないからな。


「あ、あ、まって、メガネないと、僕なんも見えない…」


俺はわざとよろけた。我ながら演技が上手いなと思った。


演技とは知らない山本達はそれを見て笑った。


「じゃあ、次俺な、一番パンチ力強いぜ?」


えーほんとに?

でもどうせ痛くも痒くもないパンチでしょ?

あー、ちょっと痒いくらい?

痒いのは俺やだなー

本領発揮と行きますか。


「あ、あ、メガネ、メガネがないと…」


「うぉらぁぁっ!」


「僕……いや、俺、パンチ見え見えなんだよねぇっ?!」


俺はスッとパンチを避けた。


「なっ………!」


そこにいた全員は青ざめた顔をした。


「メガネがないのになんで見えるんだ?!…っ!まさか!」


吉岡はメガネをかけた。そしてもっと青ざめた。


「そう。それ伊達メガネ。」


俺はフーッと息をつきながら髪をかきあげた。


「かっ、かっこいい…」


恒川がそういったのが聞こえた。

そりゃどーも。


そして俺は静かに言った。


「俺の友達傷つけようとしたの、許さないよ?」


「く、くっそぉぉ!うぉぉぉ!」


藤堂が殴りかかってきた。

だからさ、言ってんじゃん。


「遅い。」


俺は藤堂をかわし、そして思いっきり回し蹴り。

藤堂ははじき飛ばされた。

うーんと、正当防衛だよな?


「あれれー?藤堂くん俺の事一人でねじ伏せられるとか言ってたよねぇ?」


「は、う、そ、そこまで聞いてたのか…」


「うん。しかもボイスレコーダーとったよ?」


俺は山本達にボイスレコーダーを見せた。

そしてその時の音声を流した。


山本達はみるみる死人のような顔になった。


「そんなもの!とってこわすのみ!」


松村も殴りかかってきた。


「ねー、バカなの?君達がこれを俺から取れるわけないじゃん。」


松村の顔を軽くビンタした。


「痛ァァァァあ?!」


え、まじ?これ痛かった?

まぁ、あとになってないからいいだろ?


松村も藤堂も、怯えている。

弱いなぁ


さぁて、あと男子の残りは…吉岡か。

にやっとしながら吉岡の方を向いた。


「やァやァ吉岡くん、さっきはよくも僕の胸ぐらを掴んでくれたね?服がのびるじゃないか。」


「ご、ごめんごめん!メ、メガネ、メガネを返すから!」


「あ?なんだよ?そんなんで済むと思ってんのか?」


「ヒィッ」


吉岡はもう戦意喪失という顔をした。

もうこいつは大丈夫かな。

あーとーはー。

俺は山本の方を見た。


「な、何やってるのよ!つ、恒川!行きなさい!」


「む、無理だよ!」


「いいから!行きなさい!行け!」


俺はツカツカと山本の近くへ行った。


「きゃあッ?!な、何よ?!」


俺はこんなことしたくはなかったが、

山本の胸ぐらを掴んだ。


「山本、よくもまぁ、あんな舐めた真似しやがったな。覚悟は出来てんだろうな?」


「っ!いやぁっ!ごめんさい!ごめんなさい!」


「いやぁー、ごめんなさいで済むなら警察、いらないよな?なぁ?女には手は出したくなかったが、お前が反省しないようだったら、顔も体もボッコボコにしてやってもいいんだぜ?」


「ヒィッ!ご、ごめんなさい」


「いいか、金輪際こんないじめなんかはするんじゃねぇ。わかったか?次やったら、容赦しねぇ。絶対だ。もしかしたら殺すかもな。」


恒川も真っ青だ。

もう、こいつらはいじめをしないことを願う。


そして俺は吉岡の所へ行った。


「あと、吉岡。メガネ返せ。」


「は、はいぃっ!」


俺はメガネをかけた。


「じゃあっ、よろしくね!あと、今の事先生に言いつけたりしたら…どうなるか分かってるね?ふふっ」


俺はその場を去った。



教室へ戻ってる時、春真とあった。


「おう!あきひろ!部活の集まりお疲れ様!俺も部活の事で呼び出されたんだよ。」


「あ、はるくん!そうだったんだね!」


その時、俺達の横を山本達が青ざめた顔のまま

ささっと通った。


あんな僕、絶対そらくんにもはるくんにも見せられないよ。
















いやーあきひろ君が見事にボッコボコにしてくれました!

いじめは良くないですよ!

次の第6話はそのうち出すので、それも是非読んで欲しいです!

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