番外編1
すみません、ちょっと恋愛からこの話と次の話は離れます!
いじめの描写とかあるので、読みたくない人は、第六話の更新をお待ち下さい!
僕の名前は綿貫章弘。
中学二年生の春にここの中学に転校してきた。
そして、前髪をのばし、メガネをかけておとなしそうなキャラを作った。
なぜって?
ふふっ、それはね、
僕の素性を隠すためだよ。新しく転校した学校でできた新しい友達のそらくんやはるくん、彼女にもこんな僕、見せたくないしね。
ていうか僕なんて一人称すげぇなれねーな、
一年間よく使い続けたな。
じゃあ、見せてやるよ、俺の本当の姿。
中学三年生の時の俺は、空手を小学校から習っていたので、空手部に所属していた。
俺には斗弥という名前の幼馴染みがいた。
しかし斗弥はいじめられていたんだ。
俺の中学の校長の子供とその取り巻きに。
校長の息子だから、ととても偉そうにしていた。
冬弥を標的とした校長の息子達は、
斗弥テストの答案をカンニングし、
そして、冬弥がカンニングした。
と先生に言いつける。
もちろん、怒られるのは斗弥だ。
暴力もそうだが、精神的にもくるようなことをしていた。
お弁当をトイレや水道に流したり、制服を汚されたり、お金をとったり。
そして不登校になるまで追い詰められた。
俺は許せなかった。
いじめていたやつや、そいつらに
仕返しをしてしまった俺を。
ごめん、斗弥。やっちゃったよ、
ごめん、
ごめん、
ごめん…
俺はそいつらのせいで転校されられ、今に至る。
だから、昔の俺は封印しているんだ。
絶対に封印を解いてはいけない。俺自身にそう言い聞かせていた。
だかしかし。
俺が転校したさきでもいじめはあった。
それも、俺の友達の空翔だ。
なんか女子と男子が一緒にキャピキャピしてるような見苦しいグループなのだが、
そのうちの山本という女子が、
空翔と春真と俺がどうしても私の事を好きになってくれないからというクズな理由で、グループの皆でいじめをしようとしていたらしい。
そして、山本は一番森田が気に入らないから、
森田を標的にしようとしたらしい。
……どうして知ってるのって?
さっき吐かせたんだよ。昼休みに。
そう。俺は封印を解いた。
軽くだけどね。
ダメだと言い聞かせても無理なものは無理なんだよ。
学校目につかないところでいじめの計画をしていたのを知っていたからな。
空翔と春真には部活の集まりと嘘をついた。
次に続きます!
それにしても、あきひろ君、びっくりですね
是非次も読んで頂きたいです…