第5話
今日は部活の部分も書きました!
是非読んでいただけたら嬉しいです
ダメだ、今日は高崎の事ばっかり考えてる。
クラスではいまだに佐川いじりがやまない。
高崎はもうそういうのは気にしないで友達といる。
しかし、そういう高崎がつまらないと思ったのか、それとも佐川が説得したのか分からないが、佐川がいじりが落ち着いてきた気がする。
あと最近、何故か山本と目があう。しかも、何故か憎しみの籠った目だ。俺なんかしたっけ?
…女子こええええ(とくに山本)
なんかあいつには裏がありそうで怖いんだよな
山本の事が好きな男子は多数いるが、そういう奴は顔しか見てない気がする。こーゆーやつは、付き合ってから後悔するんだよ。
女子と付き合ったことも無いやつが偉そうに言うなって?
…すんません
それと…実はここ最近高崎とよくLINEをするようになった。
俺はそれがとても嬉しい。
LINEで話しててしつこいんじゃないかと心配することもあったが、なんと、昨日
『森田と話すのすごく楽しい!ありがとうね』
ときたのだ。
もうそんなこと言われたら意識しちゃうだろ?
はーこれが恋ってものか…
「やっほー、そらくん元気取り戻したね」
「ん?うん、まあな」
「いやーよかったぜ!暗いそらはそらじゃないかんな!あ、そうだ!今日昼休みに体育館行かね?」
「あーっ!ごめん!僕、今日はちょっと部活の集まりがあるんだ!明日じゃダメかな?」
とあきひろが言った。
「んー、じゃあ仕方ないか明日にするかー」
はるまはちょっとガッカリした顔をした。
体育館かー何するんだろ?
「はるま、体育館で何すんの?」
「んー?バスケ」
「えっ」
そう。俺は、めちゃくちゃバスケが苦手だ。というかあんまり運動神経が良くない。
「ふーん、バスケかー」
「あきひろ、バスケできる?」
「うーん、多分?わかんないや」
「あきひろは穏やかでふわふわしてるからなんかバスケのイメージわかないや」
「んーどうかなー?ふふっ」
その時俺は思った。
こいつ絶対できるやつじゃん
その日の昼休み。俺ははるまと話していたのだが、サッカー部の事ではるまは呼び出されてしまったので俺は1人になってしまった。
昼休みの教室はとても静かで人も少ない。
いいなーこういうの。喋るのも楽しいけど、
こういう感じで静かなところで本を読む。
あ、そういえばまさから借りた本あるじゃん!読もう!
と、教室に高崎も一人で本を読んでいるのに気づいた。
話しかけようかな、迷惑かな?
よし、話しかけよう
「高崎ー!なんの本読んでるの?」
「あ、森田!えっとねー学校で借り本!『名探偵ホームズ』って本だよー」
「へー!いいな!図書館今度行こうかな?」
「うんうん!たくさんいい本あるよ!」
「そうなんだ!あっ、やべっ人来ちゃった、席戻ろ…あ、ごめんな!読書の邪魔して」
「ううん、全然大丈夫!」
あー!やばいすごいドキドキする。
ははっ読書集中出来ないや
昼休みの終わりごろ。
男女キャピキャピグループが帰ってきた。
俺はおかしいなと思った。いっつも帰ってくる時うるさいのに、今日はやけに静かだ。
しかも青ざめた顔をしている。
その後、あきひろとはるまが一緒に帰ってきた。
すぐに俺は二人に話しかけに行った。
「なぁ、あいつらめっちゃ静かなんだけど、何があったんだろ?」
するとあきひろは
「わかんないけど、どーせあれじゃん?先生にめっちゃ怒られたんじゃん?だってそういう人たちじゃん」
え?そういう人たち?どういうこと?
「え、そら、知らない感じか?あいつら裏でコソコソいじめてるんだよ?」
「うわまじか、え、それで怒られたのかね」
「うーん、僕はそうかなって思う」
えー、なんかそういう人たちだって思ってなかったから残念だし、怒られてざまぁみろとも思った。
いじめは良くない。
六時間目の終わりのチャイムがなった。
ふぁぁあ!おわったぁぁ
よし、部活だー!あ、そうだ、高崎行くかな部活
俺は高崎に話しかけに行った。
「高崎ー、部活行く?」
「うんうんいくいく!」
「そういえば最近山本部活来ないよな」
「あー、なんか前に退部したみたいよー?」
「へー、まじか」
ふーん山本って退部してたのか。
「そっか、ありがとな!」
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その日の部活。
俺はまさと、試合をした。
「おらぁっ!」
俺は得意技のスマッシュを打った。
「うわっ、ねーまじでそらのスマッシュとれないからー!悔しい」
「いや、そんなこと言っときながらまさだって試合めっちゃ強いじゃん!」
「それはどうも!それよりもそら、隙だらけ」
まさに1点とられた。
「くっそぉぉぉ!」
「高崎先輩、あの二人ほんとに仲良しですよねー森田先輩と中村先輩」
「だねーほんと、二人とも強いしねー」
「ですよね、さすがバド部の破壊神と知恵の神」
「あははっ、皆面白い呼び方するね!センスがいいね」
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ハー、今日の部活も疲れたー。ジュース買ってこう
「まさー、俺ジュース買ってくー。まさも買う?」
「あ、じゃあ奢ってよ!」
「……お前図々しいぞ」
「えー、じゃあ百円のでいいから!」
「いや、そーゆー問題じゃねえよ」
「じゃあお金ちょうだい!」
「ぶっとばすぞ」
俺達はふざけあいながら帰った。
それにしても、急にほんとに静かになったなあのグループ…
ちょっとだらだらしちゃって読みづらかったですよね、すみません
さて、次は番外編です!あのグループが静かになった理由が明らかになります!