第4話
結構皆さんが俺の作品読んでくださってて嬉しいです!ありがとうございます!
それは、学校の帰り道の事。俺は、まさと喋りながら歩いて帰っていた。
前には、クラスのイケてる系男子達が歩いていた。
藤堂と松村と佐川と吉岡だ。
うわっ、ちょっとぬかすにもぬかしずらいな…
うーん、ぬかしたら、じゃーなーとか、またなーとか言った方がいいよな?うーん。
ま、いっか。
すると、聞き捨てならない会話が聞こえてきた。
「なぁ、佐川って高崎の事が好きなんだろ?」
「そういえば2年生の時言ってたよな、高崎っていいやつだな…って」
「い、いや、ガチで違うから、そういう事するのやめろ?」
「えー、なんで高崎のことが好きなん?あいつなんかちょっと暗い感じするし、だったら、山本とかの方がいいじゃん」
は?いや、高崎めっちゃ良い奴だから
お前らにそんなこと言われる筋合いないから
お前らだってなんだよ、教室でキャピキャピしたぶりっ子みたいな女子といっつも話しててよ、は?そんな女子より高崎の方が断然いいから
「そらー、そらー?ちょ、めっちゃ怖い顔してる、大丈夫?」
「え?あぁ、何でもない」
「え、でもなんかありえないほど怖い顔してた…」
「いや、まじで何でもない」
「お、おう…あ、そうだ!なぁ、そら今度学校休みの日に遊びに行かない?そらと俺カラオケ行きたいんだよね!」
別に今度の休みは何も無いし、カラオケかー小学校6年生以来行ってないな…
「そうだな…行く!行きたい!」
「よっしゃ、決まりだ!2人っきりでカラオケってなんか変な感じだけどまぁ、いいよな!えー、楽しみ!そらって音楽とかめっちゃ歌うまかったよな!」
「ふっ、90点以上叩き出してやんよ」
「きゃーっ!そらくんかっこいいー!」
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次の日。
いつも通りクラスのイケてる奴らが8人くらいでかたまって話していた。
「あ、森田、おはよー!」
その中の1人に挨拶され、その後皆に挨拶された。
俺は笑いながら
「おはよー」
と言った。
ま、まぁちょっと近づきづらいってだけで悪い奴らではない。
だがしかし。高崎が教室に入ってきた瞬間、
「あ、おい佐川!佐川来たぞ!」
「ほんとだぁーっ!佐川!」
「おい!お前ら、まじでやめろ!」
高崎は自分が注目を浴びていると気づき、顔を真っ赤にさせながら俯いた。
皆がちろちろ高崎の方を見ているので高崎は居心地が悪くなったのか教室から出ていった。
「あーあ、佐川ー出てっちゃったよー?」
「マジでやめろ!」
「あれー?佐川くん話しかけないのー?」
とそいつらはふざけてケラケラ笑っていた。
待って。なんかすっげぇモヤモヤするし腹立つんだけど。え、高崎まさか佐川の事好きだったりすんのかな?え、なんかもっと嫌なんだけど。
高崎は俺にとって気になる人じゃなくて好きな人に変わっていた。そっか、これがいわゆる嫉妬ってものか。
その日から、佐川は高崎が好きだと他のクラスにまで広まってしまった。
その日の昼休み。
「そらくん、今日なんか心ここに在らずって感じだけどなんかあった?大丈夫?」
「あきひろ。いや、なんでもない。」
「いや、まじでなんかあったら俺達に言えよ?」
「はるま、あきひろ…ほんとにありがとう」
いや、でもこんな悩み事なんていえねーよ…
結局、その日はずーっとモヤモヤさせたまますごした。
こんな展開になってしまいましたが、どうなるんでしょうか?
次は人物紹介にしようと思いまーす。
ちょっとこの人どういう人なの?というのを徹底的に紹介していきます!