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悪の組織やってます ~怪人大好きな科学者による悪役ライフスタイル~  作者: あらまき
第八章 壮絶ながら始まらない終わった話とオムニバスっぽいものとか(仮)
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終わった話―後編


「西暦千九百十年位……と言えば、ユキ、何が思いつく?」

 テイルの言葉にユキは特に迷う事もなく答えた。

一九一四(イチキューイチヨン)『World War Terminus』や『World final war』などと呼ばれた戦争、人類史上最初で最後の世界戦争ね」

 その言葉にテイルは頷いた。


 WW(ダブリューダブリュー)やアルマゲドンとも呼ばれるその戦争は世界規模とまで膨れ上がった最初の戦争で、そして最後の戦争として教科書にすら語り継がれており、知らない者はいないほど有名な話である。

 その古き時代故に仕方がない部分があるのだが、凄惨な争いに利益を求めて参入する者が後を絶たず、ただただ戦火が世界中に広がり、大国小国関係なくただ苦しみだけを世界中に広めた黙示録に描かれた地獄絵図が顕現された。


「二度目の世界大戦が今まで起きていない理由は酷く単純で、一度で人類の七割が死に絶えた愚かな行為を二度行うほどの余力が人類に残っておらず、また残っていてもそれを二度と行おうとは思わないほど戦後復興に苦しんだから……とされているな」

「……されているって事は……違うの?」

 テイルはタブレットを操作し、ユキに一枚の画像を見せた。

「これはコラでも何でもない。馬鹿馬鹿しい……荒唐無稽みしか見えない絵だが……残念ながらただの事実だ」

 テイルが見せた写真はぼやけた戦場を撮影した白黒写真、WW末期の写真だった。

 ただし、それは空に円盤が浮かび地上を攻撃しているという安っぽいSFにしか見えない写真でもあった。

「これは……冗談……じゃない……よね」

「ああ。残念ながら冗談ではない」

「確かに、人類の七割があの時代の兵器と国家体制で死ぬ事など普通ありえないなとは思ったけど……まさかこんな……」

「さて、ここからが本題だ。拙い講義になるが、ユキに講義出来るなどめったにない。気合を入れさせてもらおう」

 その言葉と同時にテイルは小さなホワイドボードを取り出し、ユキと肩を寄せ合いながら説明を始めた。




 WWと後に呼ばれる戦争が始まって四年目、無限軌道の鋼鉄の車が民を蹂躙し、複葉機の荒鷲が空を支配している最中――何の脈絡もなく空から空中円盤が訪れ、それらに攻撃を開始した。

 最初、皆どこかの国の秘密兵器かと考えたがその考えはすぐに違うのだと思い知った。

 なぜならば、その円盤の攻撃先は無差別で、地球上のあらゆる場所で破壊の限りを尽くしていたからだ。


 当初彼らは強大な軍事力でその円盤群を何とかしようと動いた。

 だが、彼らの自慢であるその強大な軍事力から生まれる暴力的な力は、未知なる円盤にとって児戯にすら足りえなく……。

 彼らの愛する空駆ける荒鷲も、力の象徴であり車すら踏みつぶしながら進む鋼鉄の車も、傷一つ付けられなかった。

 人類が恐れ使用の制限を考え出した毒ガスを使用したにもかかわらず自動で行動するその円盤には何一つ意味をなさず、人類が抵抗しようと抵抗しまいと円盤には何の影響も与えず、人類はただただ恐ろしい速度で処理されていった。


 大地は砕け赤く染まっていく。

 空は銀色に輝き、人々の希望を奪いつくした。

 人類が行っていた戦争など大した事がなかったんだ。

 本物の地獄は、本当の悪魔は――ここに顕現した。

 そう、生き残った全人類は理解した。


「ちなみに、予想しているとは思うが、この時は怪人は当然改造人間やそういった技術は存在しておらず、魔法すら影も形もなかった。一部本物の吸血鬼や狼男はいたらしいが……その辺りはさだがではないしあまり重要にはならないからスルーしておく」

「あ、そういうのはいたんだ」

「うむ。まあややこしくなるからここでは割愛して……円盤が襲来してわずか一年で、人類は三割に減少した。いや、むしろ三割も生き延びる事が出来たというべきか。そして……ここから人類の逆襲が始まった」

「どうやって?」

「あるお方がな、怒ったんだよ」

「それって誰? KOHOとか特殊部隊を作った人? それとも能力者の起源となる者が生まれた?」

「いや。このお方だ」

 そう言ってテイルは下に向けて指を差した。

「……誰?」

「そうだな……。アース、ワールド、地球、テラ……。色々呼び方はあるが、ここは母なるという意味を込めてガイアと呼ばせてもらおうか」

「……ごめんなさい。そろそろ私も意味がわからなくなってきたんだけど……」

「そうだろうな。まあ、ユキも一緒に色々テレビやアニメを見たであろう。だからこう言えばきっと伝わる。世界の防衛機構が働いたんだ」


 それを彼女と呼称するなら、彼女はとてもおおらかで、そして慈悲深い人物であった。

 人類がどれほど醜い争いをして、他生物を絶滅に追いやっても彼女はただ困るだけで一切怒らず、ただ人類を見守るだけであったからだ。

 良くテレビや映画で人類は地球にとっての癌細胞だと言う声もあるが、少なくとも彼女にとっては地球はいとし子であった。

 だが、彼女は外敵には一切容赦をしなかった。

 彼女――ガイアは紛れもなく人類の守護者で、そして人類の母であった。




 最初の異変は、とある外国の地区で起こった。

 そこは肌の白い者と肌の黒い者が悲惨な殺し合いをしていた地区だった。

 だが、今はお互い肌の色なんて下らない事一切気にせず、手を取り合い共にお互いの子供と女性を守る為に軍人が戦っていた。

 手を取り合わないと未来を護る事すら出来なかったからだ。


 円盤を倒す事は出来ない。

 だからこそ軍人達はせめて未来を残そうとした。

 人類を少しでも延命させる為だけに命を賭ける。

 それ以外に戦う理由がない状態だった。


 同胞の血で染まった大地の上で、男達は絶望感に打ちひしがれながらも逃げも隠れもせず震えながら懸命に立ち上がり、無意味な戦いを繰り返し続けた。

 そこに、彼がやってきた。


 その男は軍服を着ておらず、古臭くボロボロな……田舎者の様な服を身に纏い、タバコを吹かし飄々とした様子で軍人の集まる場所に訪れた。

 三十位の年齢で、顔の下半分は髭だらけ。

 おまけに態度もガラも悪く、命をかけた軍人に一切の敬意を払わずへらへらした態度で男はこう言葉にした。

『なああんたら。酒を持っていないか? 喉が渇いたんだ』


 軍人達はその男を、偶然生き延びていた市民だと判断した。

 だが、もう逃げ場はどこにもない。

 だから最後に旨い酒でも飲みたいのだろうと考え、軍人達は消毒用兼最後の晩餐用に隠していた酒を、しかもその中で、最も高価な物を男に手渡した。


『ほー。悪くない。いや、俺にとっちゃ安酒だが……これ、お前らの持つ物の中で最も高価な酒なんだろ。そういうのが俺にとってはご馳走だ』

 そう言って男は、火が付くような酒にもかかわらず酒瓶を一気に呷り、あっという間に中身を空にした。


『供物は頂いた。次は俺の番だな』

 その言葉した男は持っていた酒瓶を空に投げる。

 たったそれだけ……。


 たったそれだけの事しかしていないのに、空に浮かんでいた円盤群およそ十機が爆発した。

 今まで何があっても壊れなかった円盤が、たかが酒瓶程度で壊れる。

 軍人達は目を疑う事しか出来なかった。


『さて、あの程度の貢ぎ物じゃあここまでだ。お前ら、他に酒はあるか?』

 軍人は目の前の男に迷わず全ての酒を差し出した。

 男は全ての酒を一気に飲み、それで更に円盤はその男により壊された。

 だが、まだ八割以上の円盤が残っていた。

『さて、これで酒は終わりか? 終わりなら俺は帰るぞ?』

 男の言葉は軍人たちを絶望させるに十分な言葉だった。


 それでも、何とか出来るチャンスはまだあるはずだと理解した軍人達は必死に知恵を絞り、そして男にこう言った。

『俺達の街にはまだ旨い酒が山ほど残っている。だが大地はボロボロな上円盤が山ほどいる為そこに帰る事が出来ない。それさえ何とかなればいくらでも酒を差し出せる!』

 男はその軍人の言葉に少しだけ考え、そして挑発的に笑った。


『悪くない提案だが……先払いが必要だ。街にお前らを連れていく分だけの何かを俺に寄越せ』

 軍人の一人は答えた。

『俺に差し出せる物なら何でも出す』

 その言葉に、その場にいる全員が頷いた。

『ならばお前ら、これより先の未来俺の為だけにこれから生きろ。約束出来るか?』

 軍人達は迷わず頷いた。

 軍人達は自分達の未来などとうに捨て去っていた。

 捨てた物が価値になるなら迷う事などなかった。


『よし。ならば約束しろ。これより生涯。貴様らは俺の為に上手い酒を造り続ける。その為だけに生きるんだ』

 そう言葉にした男の目と口からは、紅蓮の炎が広がっていた。


 男は軍人達に、自分は古き神であると名乗った。



 

「これがこの世界の切り替わる最初のきっかけだったと言われている。そして、この神の誕生を皮切りに世界中で様々な人類にとって都合の良い展開が起こりだした」

 人類の守護者である神だけでなく、ドラゴンから吸血鬼など、物語でしか登場していない種族がいきなり表舞台に登場し、そして円盤の破壊を始めた。


 その異変は新たな種族の登場だけでなく、極一部の人類の肉体が突如として強靭な物と変わったり超能力が使えたりといった事態も発生しだした。

「これが、現在正義と悪の戦いを行っている存在の起源の片割れである」

 その言葉にユキは首を傾げた。

「片割れ?」

「そう。これが半分だ。人類はガイアにより守られ、神々や特別なヒーローに助けられるだけのか弱い存在ではなかったんだよ」

 そう言ってテイルは嬉しそうに、ホワイトボードに壊れた円盤の絵を描いた。




 その時代は、勉強の出来る女性というのは存在自体認められておらず、迫害されるに近い存在であった。

 勉強せずとも結婚し、子供を産み、家庭を守ればそれで良い。

 そういう時代であった。

 それ自体は悪い事ではない。

 それはきっと理想の生活だろう。

 学びたいという意思を持った女性を無視すればだが――。


 そんな時代で、ある学ぶ事が好きな女性がいた。

 その女性は、自分の学びたい事を何があっても止めなかった。

 性別を理由に勉強を辞めるよう強要する教師を無視し、結婚をさせ幸せになる様願う両親を無視し、告白する男性を無視し、友達も作らずその女性は学び続けた。


 その女性は、誰一人味方がいない状況であっても勉強だけは行い続けるという、もはや狂気に侵されていると言っても良い程学ぶ事に憑りつかれていた。

 今でいえば……その女性は紛れもない天才であった。


 時代が学ぶ事を許してくれず、先人の知識を見る事が叶わないまま勉強を続ける事数年、唐突に地獄が訪れた。

 彼女は勉強どころではなくなってしまった。

 だが、女性は生き延びた。

 今まで学んだ知識を活用してより多くの人を助けながら、自分も生き延びコミュニティを形成した。


 学ぶ為に、学び続けたいが為に生き延び続けた彼女は……ある日、ある物を目撃した。

 それは――地上に落下して半壊した機械の円盤だった。


 学ぶ事に対し飢えていた女性が、目の前に未知なる物質を見つけた時する事は一つしかなかった。


「この女性……名前すら残されていないたった一人のその女性が、円盤や侵略者の他の機械を異常な速度で解読し更にその彼女の下に多くの科学者が付いた結果、人類は宇宙人の科学力という武器を持つに至った。ガイアによる防衛機能と宇宙人の科学力、この二人が……今の俺達の起源であると言って良いだろう。特に、宇宙人の科学力の方はな」

「……私達ARバレットの、というかテイルの怪人や私の機械製作等の技術は宇宙人生まれで、トゥイリーズなんかの魔法とか精霊とかが地球生まれ……って事で良いのよね?」

「そうだ」

「なるほどねー。……じゃあさ、どうしてその世界中で広まった技術が、この国だけ残ってるの?」

 ユキはテイルがこれから語るであろう内容に都合が付くよう敢えてそう尋ねた。

「うむ。完璧な前振りをありがとう。そして予想通り、この話にはまだ終わっていない。続きがある」

 そう言葉にした後、テイルはその戦争の終わった後の事を説明しだした。




 生き地獄以外の言葉では表現出来ない凄惨な宇宙人の襲来は、ガイアにより生み出された超能力者達や幻想的な存在達と宇宙人の科学力を兵器として転用した者達により二年程度で終わった。

 全ての円盤と、その円盤と同種と思われる機械の自動兵器達は全て破壊し尽くした。

 人類は宇宙人による侵略を防ぐ事に成功し、明確な勝利を勝ち取った。

 そしてそれと同時に戦争も終結した。


 どの国も戦争を行う体力が残されていないかったからだ。

 いや、それどころか復興する余力すらどこにも残されていなかった。


 そして戦後復興というある意味戦争よりも過酷な日々が始まったのだが……ここで大きな問題が発生した。

 最初に起きたのは、古い神々と名乗った者達の消失である。

 それに続いて超能力者達が今まで使えていた能力が消失しだし、それどころか宇宙人の技術関連の武具や知識、記憶すら徐々に消え始めていた。


 これを人類は宇宙人の第二の侵略と受け取り、人類は再び終結し防衛戦争の準備を始めた。

 結果で言えば――これはただの勘違いであった。


 シャーマニズムの能力者が直接ガイアに話しかける事により事態の真相が判明した。

 要するにこれは、ガイア戦争中に得た物を回収しているに過ぎなかった。


 ガイアは最初から最後まで、徹頭徹尾人類を子供の様に思い愛していた。

 だからこそ、ガイアは人類を護る為に与えた能力や生み出した存在、宇宙人の技術を人類という子供にとって『過ぎたる物』だと判断した。

 今まで争いを続けていた人類がその『過ぎたる物』を持って戦争をすれば、人類が滅ぶかもしれない。

 いとし子が自殺をする環境なんてガイアが許すわけがなかった。


 そのガイアの理屈を否定するわけではないが、人類としてもただ守ってもらうだけというのは都合が悪く、また侵略による恐怖が癒えていない為武器を取り上げられる事を恐怖した。

 自分達でも、ある程度以上に守れる様体制を作っておきたかったのだ。


 そうして、ガイアと人類とのディベート会が開かれた。

 自分達を護る為に力の欲しい人類と、人類を護る為に存在するガイア。

 それは自立したい子供と信用出来ない母親との戦いでもあった。


「人類を愛しているからこそ譲らない母と、今まで護って貰ったからこそ自分達の手で立ち上がりたいという人類の交渉は非常に長く続き……そしてお互いが譲り合い妥協点が見出された。一部地域限定でだが、それまで存在していた全てのものがそのまま存在し続ける事を許された」

「……それがこの国というわけね」

「ついでに言えばその時のなんちゃって第二次防衛戦争の時集まった世界中の偉いさん方がKOHOの元だ。ぶっちゃけKOHOって地球防衛局の意味も兼ねている」

「へー。んでさ、何でこの国なわけ? 他に候補は沢山あったでしょ?」

「それがな。古い伝統が多く残って多少変な物があっても違和感なく受け入れられ、それでいて土地が小さくて何かあった時処理が容易く、そして一つの宗教が強くない環境って言えば以外と限られてたんだよ」

「ああ。納得。要するにこの国が選ばれたのではなく、消去法でこの国しかなかったんだ」

「そゆこと。んでこの国はその特別な力を正義と悪との戦いという娯楽の形に変え、人類を護る為、宇宙人の侵略に備える為に日夜鍛えているっていう訳ですよ」

「なるほどね……。あのさ……もしかしたら今日、この日にまた……人類を滅ぼす為に宇宙人が訪れるかもしれないんだよね?」

 ユキは決意を胸にそう言葉にすると……テイルは苦笑いを浮かべた。

「いいや。最初に言っただろう。――これはもう終わった話なんだと」

 そう言いながら、テイルはスマホの映像をユキに見せた。


 それは先程の様な粗い白黒写真ではなく、高画質カラーの動画だった。

 ただ、映像のほとんどが黒の為見栄えは悪い。

 そう、それは宇宙空間だった。


 その真っ黒であった映像は、一瞬にして映像全てが銀色に染まった。

 テレポートしてきたとしか思えないそれらは、巨大な円盤であった。

 その円盤の大きさは最初期に到来してきた物の十倍から百倍程度あり、しかもその円盤は人型の機械を無数に排出していた。


 そこに、巨人の様な大きなヒーローが現れた。

「彼は大型レジェンドヒーローナンバーワンの『GEユニシルバー』だ。身長八十五メートル、体重三百トン。ただし、どちらもある程度可変可能だがね」

 テイルはそう言葉にした。


 そのヒーロー、GEユニシルバーは円盤の群れに果敢にも一人で挑み――そしてその全てを一瞬で殲滅した。

「――はい?」

 ユキのその様子を見て、テイルはゲラゲラと笑い出した。


「宇宙人が次に襲来してくる。その為だけに、その日の為だけにこの国を中心に人類は牙を磨き続け……そして……やりすぎたんだ」

「えっと……こいつらが先行部隊だったとか――」

「いいや。宇宙人に対しての諜報も完璧でな、あれが本隊であったと判明している。ちなみにな、この映像は十年前の物だ。GEユニシルバーは今も当然現役でこの頃より強く、更に彼の後続も多く育っている。そしてあちらの技術力はここ千年程度は頭打ちとなり全く成長していないそうだ。もうわかるな?」

「ああ。終わった話ってそういう意味か……」

 ユキは何となく脱力した様なやるせない様な気持ちとなった。


「そういう事だ。結論として言えば、ユキが洗脳と感じた物はガイアが『そうあるべし』って願ったから皆その存在を当然であると信じるようになったって事だが……理解出来たか?」

「ええ。もう完璧に。要するに、この情報は今後の生活に全く役に立たないって事でしょ?」

「それだけわかりゃ十分だ」

 そう言って笑うテイルにユキは苦笑いを浮かべた。

「この……やる気が空回りした感じってテイルも経験した?」

「おう。だからユキもそうなる様もったいぶって話してやった」

 そうテイルが言って笑うと同時にユキも笑い、ユキはテイルのオデコに軽くデコピンをぶつけた。


ありがとうございました。

最初のプロットである世界観説明を早送りで行いました。

分かりにくければ申し訳ありません。


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