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勇者の物語

アキラは、棚に並べられてる本の背表紙を眺めながら歩いているとアルムが本を持ってやってくる。


「アキラさん、これはどうですか?」

「ん?『勇者リーベルの物語』?」


アキラが本の題名を口にしているとアリサが五冊ほどの分厚い本を抱えながらアキラに答える。

「それは、魔王と戦った勇者の物語です。物語と書いてありますけど、立派な歴史書ですよ?」

「という事は実在したんですか?」

「はい!僕はこの話大好きなんです!」


目を輝かせ興奮した様子のアルムを微笑ましく思いながらアリサが続ける。


「えぇ、三百年前、初代魔王は配下の七人の悪魔と強力な『暗黒魔法』を用いて、世界を壊そうとしまし


た。それを魔王を殺し阻止したのが勇者リーベル率いる5名のパーティだったそうです。」


「へぇー、三百年前か・・結構最近ですね。」


アキラは、そう言いながら本を開き目を通す。


 三人は本を読んだり、雑談をして過ごした。途中、アルムが自分に敬語はいらないと言ってきた。それに便乗してじゃあ私にも敬語無しにしましょうとアリサが言ってきたりした。しばらくして二人は、執務などの用事がるからと去っていった。アキラはもう一度勇者の物語を読んでみる。読み終え、本を閉じ、テーブルに置く。


「勇者は何で世界を救おうなんて思ったんだろうな」


誰に向けたわけでもないつぶやきが、静かな図書館の空間にのみ込まれていった。


なんとか更新できました!

最後まで読んで頂きありがとうございます!

次回更新は未定です。申し訳ありません

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