決戦
玉座の間へと通じる荘厳な門の前に、ジャク、ルーナ、レオン、ノアール、真白、フォグ、そしてそれぞれが率いる部隊数十名が勢ぞろいしている。レオンが扉に手をかけ、押し開ける。中に入ると、玉座に座るゾラがレオンたちを見下ろす。相変わらず軍服を身にまとっていた。外から爆発音が響き、城が揺れる。外では、まだリグ達が戦っているようだ。
「外は陽動か……」
つぶやくゾラに、ジャクが向かっていく。
「父上の仇!」
途中で急に加速し、ゾラの真正面に移動する。ゾラはそれを県で受け止めた。
『クッ、いつの間に抜剣したんだ』
ジャクはつばぜり合いの末、吹き飛ばされる。受け身をとり着地した。
「その程度で私の首をとれるとでも?」
ゾラの前にレオンが立つ。
「次はお前か?レオン」
「あなたがなぜ、このようなことをしたのか、皆目見当もつきません。どんな理由を聞いても私は納得できそうにありません。あなたの弟子として、ここで殺してでも止める」
二人の剣が交わり、凄まじい音を立てる。ほぼ互角の打ち合いが繰り広げられる。飛び散る火花と金属音から、二人の戦闘の激しさが伝わってくる。
「成長したなレオン」
そういってほほ笑んだゾラの笑みは、子供の成長を喜ぶ親のようだった。残酷な革命を犯すような男
には見えない。
「師を超えるのが、弟子の務めですから。こんな形になるとは残念です」
レオンは涙を流しながらもゾラと剣をかわし続ける。
「そう簡単に超えられると思うな」
ゾラの剣がついにレオンの頬をかすめる。そこからゾラの剣速が上がった。
「くっ」
「敵に涙を見せながら戦うやつがどこにいる?覚悟を決めろ!私たちは志を違えた敵だ!そこにどれ
だけの情があろうとも!お前は守るべきものがあるんだろう!」
ゾラの剣がレオンの胸へと向かう。しかし、それは胸に刺さることなく寸前で止まる。そこには半透明の箱があった。
「話は終わった?」
ゾラの首に大鎌がかかる。ゾラはすんでで避けるが、首が薄く切れる。ゾラは首手を当て、顔を上げる。そこには、レオンをかばうように立つルーナたちがいた。
「一緒に行きましょう?レオン」
「一対一じゃなきゃダメなんてことないでしょう?」
「私もてつだう!」
ゾラが剣を構え、にらみ合っているとドゴオォォンという音ともに城が大きく揺れる。
「なんだ?」
ジャクが音の正体を探っていると、もう一度音とともに壁が壊れ黒い塊が対面の壁にぶつかって止まる。そこから黒い影が飛び出し、着地する。そこには、膝をついて荒く息をするアキラの姿があった。
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