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レオンの目的

更新が遅くなり申し訳ございません。

魔王の処刑を一目見ようと集まっていた群集は突如現れた漆黒の龍にパニックを起こしていた。多くの人が少しでも処刑台から遠ざかろうと我先にと逃げ出す。


「な、なんだあれ!」

「魔王の呪いだ!」

「逃げろ!殺されるぞ!」


民衆は異形な【龍】の姿に恐れおののく。そんな状況を感情のない瞳で見下ろしていた黒龍はおもむろに口を開け空を仰ぐ。何が起きるのか皇帝とアリサたちは騎士たちに誘導され逃げながらもそれを見ていた。攻撃かと思えば流派頭からゆっくりと霧散し消えていった。民衆が脅威が去ったことに安心していうると一人が処刑台を見て指をさす。


「おい、魔王と獣人がいないぞ!」


そこには誰もつるされていあない十字架があった。



帝都のはずれにある空き家の一室に黒い塊が出現し、そこからノアールとアキラ、レオンが出てくる。アキラの体にドスっと衝撃が走る。腰に抱き着いてきた真白をアキラは強く抱きしめる。


「心配かけてごめんな」


アキラの声に顔を上げた真っ白の顔は涙と鼻水でぐじゅぐじゅになっていた。


「おにぃぃぃじゃぁぁぁん!あうあうあうああぁぁあああ」


再び顔をアキラにうずめ泣きじゃくった。


「ごめんな。ほら、兄ちゃんは大丈夫だから。な?」

「ぼんどぉ?どこもいだぐない?」


鼻をすすりながら訊いてくる真白の頭を撫で回す。真白が泣き止むまでしばらく時間がかかった。



 真白が落ち着きを取り戻したので一息つくことにした。真白は未だにアキラにくっついているが気にせずこれからの話をする。


「これからどうするの?」


ノアールが口火を切る。


「レオンさんに協力しようと思う」

「このひとの?」


真白が首を傾げながらレオンを見る。囚人服から着替えたレオンは俯いている。


「それは……君たちに悪い。そもそもこれは私の問題であり君たちは無関係だ」

「でも牢獄でも馬車でも世話になったからな」

「ばしゃ?……あ!あのおじちゃん!」


馬車の単語でレオンの事を思い出した真白はレオンを見て嬉しそうに笑う。アキラと真白の様子を見て、これは止めても無駄だと思ったノアールはレオンに説明を求める。


「もう、こっちはやる気みたいよ?諦めた方がいいわ」

「しかし……」

「真白も頑張るよ!お兄ちゃん助けてくれた人だもん!」


手を握りしめフンスッと気合を入れている。その様子にレオンはため息をつき諦めたように両手を上げる。


「参った。話そう。私はカロナール帝国にある人物を救出に来たのだ」

「人物?」

「あぁ、私は帝国に連れ去られた獣人族の国【イソバイド】の姫、ルーナ姫を救出に来たのだ」

「「「姫?」」」

三人は素っ頓狂な声が部屋にこだました。



 魔王脱走後、帝城の一部屋。夕日の血のように赤い光が部屋に差し込む。部屋内にある豪華なベッドに一人の少女が眠っている。その首には首輪がついており。その寝顔は人形のように美しい。そして、なにより特徴的なのは頭には、獣の耳が生えていた。ベッドの傍らに処刑を皇帝と一緒に見ていた緑色の髪を持つ少女が立っていた。寝ている少女の髪を手でゆっくりと梳く。

「レオンさん、脱出したそうよ。良かったわね、ルーナ」

そう呟くも返事は規則的な寝息だけだった。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

恐らく次回もしばらく空いてしまうかと思います。

申し訳ございません。


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