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 真白は黒狼の上から飛び降りる。その姿は元に戻っていた。着地でふらつき倒れそうになるのをノアールが支える。


「真白!」

「あはは……ありがとうお姉ちゃん」

「本当にあなたって子は!こんな無茶して……」

「私護れた……?」

「えぇ!あなたのおかげで無事よ!」

「へへ……よかった……」


ノアールが真白を強く抱きしめる。伝わるぬくもりに、自分の成果を実感し力が抜ける。幸せそうに体を預ける真白をいとおし気に撫で、アキラへと目を向ける。


「アキラ……真白は頑張ったわよ?褒めてあげて?目を開けてよ……」


涙が頬を伝って、抱きしめる真白に落ちる。すると、黒狼のいたところで、物音がする。見ると黒狼は立ち上がっていた。生まれたての小鹿ように足を震わせながら、その口を開けこちらに向けている。


「ウソ!」

「みんな私の後ろに!」


ルーナがボロボロの体を奮い立たせ、結界を張ろうとする。しかし、膝から崩れ落ちてしまう。


『ダメだ……全員が満身創痍……私が肉盾に!』


レオンが飛び出そうとする、その横を影が通る。


「大丈夫だよ……」


ノアールの腕の中で真白が呟く。その視線の先には、みんなをかばうように立つ黒い影。迫る死の光の前に、悠然と立ちふさがる人影。


「ね?お兄ちゃん……」


真白はそのまま眠りについた。その顔は木陰で眠るように穏やかだった。


「あぁ、あとは任せろ」


アキラは光に手を向ける。


「【黒喰】」


アキラの前に現れた黒玉はその口を大きく開けて、光飲み干した。


「【黒衣】」


黒い靄がアキラを呑み込んでいく、もやを払うように手を振ると、黒い羽衣を纏ったアキラが現れる。


「終わらせよう」


アキラの言葉とともに襲いかかる黒狼。アキラが黒狼に手を向け横に薙ぎ払った。キィンという鋭い音とともに、室内は静まり返る。羽衣が役目を果たしたとでもいうかのように消えていく。同時に黒狼の首が床に落ちた。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

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