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魔道具研究所

ベッドから起き上がったアキラは窓を開け、朝の澄んだ空気肺に入れ、景色をボーっと

眺める。


「何回見ても慣れないな」

アキラが外を眺めているとドアをノックする音がする。


「どうぞ」

「失礼します」

「メリロさん、おはようございます。」

「おはようございます、アキラ様。今日はお早いのですね」

「昨日は早くに寝ましたから」


その後、世間話をしながら、朝食を用意してくれているという食堂へ向かう。廊下を歩いているとアリサとアルムと出会った。アルムがアキラを見つけると目を輝かせてこっちに向かってくる。


「おはようございます!アキラさん!」

「おはよう、アルム」


『子犬みたいだな』と思いながらアキラはアルムの頭をなでる。


「おはようございます。アキラ」

「おはようございます。アリサ様」


アキラの返事にアリサは少し不機嫌になる。


「なんで私には敬語なんですか」

「そ、それは、昨日も話したじゃないですか。アルムを見ていると施設の子供たちを思い出してしまって、つい」

「はぁ・・・わかりました」


アリサはため息をつき気持ちを切り替えた。


「アキラは今日どうするんですか?」

「今日は特に決まってませんね。」

「じゃあ、私と一緒に魔道具研究所に行きません?」

「魔道具?」


聞きなれない単語に首をかしげるアキラにアルムが得意げな顔で説明する。


「魔法の力を道具に込めたものですよ。」

「なるほど、そんなものもあるんですね」


アキラが納得するとアリサが返事を促す。


「えぇ、一緒にどうですか?」


アキラは少し悩んだ後、頷いた。


「ぜひ、お願いします。」

「では、朝食後に正門に来てください」


アリサは笑顔でそういうと廊下を歩いていった。アルムはシュンとした顔をしてアキラを見る。


「僕も行きたいですけど、剣の稽古があるので」

「そうか、じゃあまた今度一緒にどこか行こうか」


アキラは微笑みながらアルムの頭に手を置く。


「ハイ!ではこれで!」


アルムが満面の笑みを浮かべアリサを追って行った。



 朝食を食べ終え正門で待っていると、いつもの綺麗な服ではなく庶民のような恰好をしたアリサと軽装

の女性兵士が一人やってきた。


「アリサ様、その恰好は?」

「変装です。王女が城下町を歩いていたら大騒ぎですから」

「なるほど」


『きれいだなぁ』そんなことを思いながら城下町に降りる。

 しばらく歩いていると一つの大きな建物にたどり着いた。中の受付に行くと受付をしていた人は奥の部屋へ案内する。部屋の扉には、所長室と書いてあった。アリサは部屋の扉をノックするとなんの反応もなかった。


「メイ?いるんでしょ?」


何回もノックしても出てこない。十回目のノックでやっと部屋の中からゴソゴソ音が聞こえる。


「誰なの?せっかく気持ちよく寝てたのに~」


部屋から出てきたのは、だぼだぼな白衣を着た幼女だった。


最後まで読んで頂きありがとうございます!

仕事の関係で次回更新は遅くなりそうです。申し訳ありません。

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