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腎臓病になるかも?

 腎臓が悪くなる

 というのを意識しだしたのは、中二の時からですかね。

 学校の健康診断の尿検査で、中二の時に、タンパクが出たんですよ。

 それで、医者に行って来い、というわけで、家から歩いて一分くらいのM内科に、母親とともに行ったんです。昔は、地方でも、歩いて数分のところで、生活の用が足りたんですよ。

 そのM内科で、

 問題ない

 って、言われたんですけど、信用できなくてね。

 まあ、百パーセント私が悪いんですけど。

 その頃の私は、とんでもない悪ガキで、医者に行っても、踏ん反り返っていました。

 身長は最低でも175cmはあって、昔の大人って、皆小さかったですからね、大人と子供が逆転したようなもので、もう、恐いもの無しでした。

 小学校六年の時、170cmなかったですけど、教師も含めて全校で一番大きかったです。

 少子化じゃない頃の小学校ですからね、教師も三十名以上いたし、

 女性の社会進出が遅れている時代でしたからね、半分以上が男だったんですけど、

 それでも、皆私より小さかったです。

 医者もオジサンでしたけれども、私よりも一回り以上小さくて、見下していました。

 私に文句を言うとか、注意をするとか、そんな度胸が医者にあるハズないですからね、

 苦笑いしながら、

 適当にあしらって、早く帰って欲しい

 という雰囲気でしたね。

 当時の私を見て、誰も病気なんて連想できないですからね、

 そんなんでいっか、

 と、判断したのでしょうね。

 血液検査はやらず、尿検査だけでした。それも、ほとんど待たされなかったですからね、怪しいですよね。

 後で知ったことですが、そのM内科には、当時、看護婦が一人しかおらず、受付から、各種検査、掃除まで、全て一人でやっていたそうです。その人がいい加減にやったんです。

 その看護婦というのが、まともじゃない人で、その後、赤ん坊を産むんですが、その赤ん坊を捨てて、若い男と、

 夜逃げ

 を、してしまうんです。

 何で、そんなこと知ってるかって?

 私がM内科に行ってから三十五年後、その捨てられた赤ん坊と私の義理の弟が

 結婚

 したんです。

 その時、その赤ん坊は三十四歳になってましたね。

 その結婚式の披露宴で、看護婦本人に会い、話を聞きました。

 最初は、披露宴は、新郎側の親族だけで行う予定でした。

 新婦はバツイチでしたし、来る人もいないし。

 新婦は、バブルの頃の中卒で、しかも、私の中学の後輩ですからね、不良だったんでしょう。

 なお、何故、私の中学の後輩だと不良なのかは、「朝鮮人と私」の第四話を読んでみてください。

 新婦側の親族は、披露宴が始まる直前に来て、入り口のところで立ってて、中に入って来ようとしないんですよ。新郎が中に入れようとするんですが、おどおどしちゃって。

 自分の娘の披露宴に遠慮しなければならない

 なんて。よっぽど悪いことをしたのでしょうね。

 そんな状況でしたからね、新郎側の親族が新婦側に行って、積極的に交流を持とうとしたんです。接待みたいなものですね。

 新婦側の出席者は、

 赤ん坊を捨てた母親、これが、M内科の元看護婦で、披露宴時も看護師でした。

 その旦那、赤ん坊を捨てた母親よりも二十歳以上若く、私と同じ歳くらい。

 捨てられた赤ん坊よりも十歳上の姉、これも、看護師で私の中学の後輩です。

 あとは、その姉の家族です。

 新婦と新婦の姉、二人も

 中学の後輩

 が、いましたからね、私は中学ネタで会話を進めていったんですよ。

 そしたら、赤ん坊を捨てた母親本人の口から、

 M内科に勤めていた

 話が出て来て。M内科は私が卒業した中学から歩いて一分くらいのところにありますからね。

 母親からしてみると、

 三十五年以上昔の話を理解してくれる人

 がいるわけですよ。もう、

 話が止まらない

 ですよね。

 M内科のことは、かなり細かい裏話まで聞きました。

 あと話題に出たのは、彼女が住んでいた場所のことですね。偶然にも、私が生まれた場所の隣辺りだったんですよ。

 そこは、銃乱射事件が起きて、数名が犠牲となり、全国的に報道された場所でもあります。

 私は、お産婆さんに取り上げられたので、病院ではなく、長屋で生まれたんですよ。時代劇に出てくる、あの長屋です。高度経済成長期には、まだ、長屋はあったんですよ。

 私が生まれてから四十年以上たって、そこで、銃乱射事件が発生してしまいました。

 でも、その間に大規模な区画整理があって、お墓やお地蔵様が無くなったり、家を持ち上げて移動させたりしたので、正確なことはわからないのですが、

 十メートルは離れていない

 と、思います。

 話がズレてしまいましたが、長年疑問に思っていたことが、

 真相が知れてよかった、

 とは、言えないですね。その時は、もう、透析になっていましたから。


 

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