異世界転生 たぶん3日目 後編
すいません
短いです
えっと・・・。
なんか超怪しい石があるんですけど・・・。
ぎゅるぎゅる~
腹の虫が盛大に鳴いている。
「あんた・・・・背中が煤けてるぜ・・・・」
取り敢えず先に手を洗って飯にしよう。
キッチンへと足を運ぶとまず洗い場で手を洗う。
そして本日2度めの大いなる箱タイム。
箱のなかっ身はなんだろな~?
毎回内容が違うので一日2回のお楽しみである。
パン2個、目玉焼き、野菜スープ(具なし)
しょぼ~ん
そうこの大いなる箱、中身が本当にランダムで最初のカレー以外はほとんど質素な食事だった。
一度だけ「冷めきった王族の夕食」って言うステーキや焼き魚、フルーツ盛り合わせなんか白いスープ他といった豪盛な食事が出てきたが冷めていたのも有って味はあんまりだった。
しかしご飯があるだけでもありがたい。
「いただきます」
俺氏両手を合わせ感謝の意を述べる。
ぱくぱくもぐもぐ
「ごちそうさまでした」
俺氏またもや両手を合わせて感謝の意をのべる。
ちなみに食べ終わると何故か食器は消えてなくなる。
異世界って不思議。
食事も済んだしお風呂でも入れようかな・・・。
キッチンからお風呂場へと移動しようとする。
アレ部屋・・・いやもうアレは埋葬した、ちゃんとダイニングと言おう。
ダイニングにはロッキングチェアー上に赤い石が浮かび上がっている。
浮かび上がっている・・・・。
異世界って不思議・・・。
なぜ石が浮遊するのか。
普通重量があるものは引力に引かれ地面に落ちてゆく。
なぜ・・・石が浮遊するのか・・・。
なぜに・・・・
なぜ・・・
ほわぃ・・
物理的法則を当てはめようにも俺氏には物理の知識がなかった。
たぶん魔法だな。
「ほっほー」
不思議現象は魔法と言うことで即解決。
たぶん触らないと話進まないんだろうな―、そんなことを思いながらもやっぱり先にバスタイム。
今日はいっぱい汗かいたしね。
ゆっくり浸かるとしよう。
風呂場のライオンの頭に触れると温かいお湯がライオンの口から溢れ出る。
「・・・・・・」
む、殺気!
ばっ
振り返ると奴が居た。
赤い石が脱衣所に浮いていた。
そんな気はしてたけどね。
わかったよ、さわりゃぁー良いんだろ。
投げやりに、だけど恐る恐る手を伸ばす。
手が石に触れるか触れないかの距離で一際石が明るく光った。
目を開けて初めて見たのは質素な天井。
左を見ると丸眼鏡をかけ、見たことのあるローブを羽織ってるひょろっとした長身の男が立っていた。
どうやら意識はあるけど身体は動かないってやつみたいだ。
瞬時の状況判断、出来る男俺ジャスティス!
ザザザザザザ
『・・・・・』
何処かで聞いた事のある声が遠くで聞こえた気がした。
不意に丸眼鏡の男がこちらを覗き込んでくる。
――――やぁ
起きたかい?
□■■■――――
ザザザザ
「っ」
頭が痛い。
視界が歪む。
不快な声だ。
君の名は□■■■―――
男が宣う。
その声で――――その顔で――――
君は■■■■人の□□■の結果――――――――
――――――――魔導の極み 賢―――――結晶だ。
ザザザザ――――
―――喋るな。
「・・・何だって?」
やっとのことで声を絞り出す。
いや出たのかどうかすらも怪しいが。
そして喋る気なんかなかったはずなのに。
どうなってる。
―――――なんだ?・・・聞こえないのかい□■■■?もっと側に行ってあげるよ。
だって君は―――――可愛い――――可愛ザザザザザッ
僕の
プツン――――
『インターセプトを感知』
『Debug――――No,――――』
短くてすいません
読んでくださってありがとうございます