表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/32

その名もチョコ!

俺TUEEE!!的な余韻に完全棚ぼたな状態ながらもひたること数秒


ふと我に戻りぶっ倒れてる 枯れ(リトルトレント)に目をやり意識を集中すると


[枯れ木]


・腐食中(魔石Lv1)



「魔石見つけちゃいましたよ僕♪」


言いながら枯れ木に近づきペタペタ触りながら魔石を探し始める触れた所がボロボロと崩れるので逆によく動けたなと思いつつ先ほど一撃入れ割れた顔の裏側に洞を見つけ中に紅い大きめのビー玉にしか見えない魔石を手に取り意識を集中


[魔石Lv1]


・魔力量50/50


・魔物の核となる魔力の結晶


・Lvにより魔力量が増える


・魔力が無くなると白くなる(充填可!!)


「ほとんどテンプレ魔石だなぁ(笑)早速ゴーレムクリエイトタイムいってみよー♪」


異世界転移して一時間程度しか経っていない状態で焦りも不安も何処へやら絶賛満喫中なソウである


頭の中で念じゴーレムの作り方ヘルプを表示させる


「ふむふむ、先ずは土で人形をつくるのか♪」


足元の草をトレントから折り取った良さげな枝で削って土を集め膝下位の小さな土人形を作る


「それからそれから~?魔石をはめ込み呪文を唱えると?」


魔石をはめ込みながらも呪文って?と考えたらカタカナと平仮名が混じったものが画面に表示された


[さサとパぷパ]


「ささとぱぷぱ?って…え!?」


とりあえず棒読みしてみたが数秒なにも変化を感じないと思った瞬間

僅かな脱力感と共に土人形が蒼白く輝きだしたのだ


唖然とするソウの目の前でシュタッと効果音が付きそうな勢いで体全体を使って飛び起きキョロキョロと辺りを見回した後にソウに振り向き

方膝と片手を地面につきながら紅い双眼で見上げている


「…」


「すげー簡単に創れちゃったよ♪」


「…」


はしゃぐソウと無言で膝まづくチビゴーレム


暫くしてからソウは気づいた


「口が無いから喋れないのか!?」


頭を縦に振って意思表示するチビゴーレム


「口があったら喋れるの?」


頭を縦に振って意思表示するチビゴーレム


「今から追加出来る?」


今度は横に振って意思表示するチビゴーレム


「何かごめんなさい適当に創っちゃって」


項垂れながらチビゴーレムに謝るゴーレムマスター・ソウに近よりソウの膝辺りをポンポンと叩く仕草でマスターを慰めるチビゴーレム


「お前は優しい子だなぁ~よし!名前を付けてやろう♪」


ソウは顎に手をやり考えるポーズをとる


チビゴーレムは嬉しいのか目を輝かせなから跳び跳ねる


「よし!決めたぞ♪僕のゴーレム第1号の君は小さいしチョコレート色だからチョコだ!」


ビシッとチビゴーレムに人差し指を突き付け宣言するソウ


チビゴーレムはキョトンとソウを見上げる


数秒後…


金色に輝きだすチビゴーレムの手形のあちこちに付いていた体の表面が整えられたように美しくなり少しボテッとした幼児体型に変化し1分ほどで輝きが消えた


「だ、大丈夫か?チョコ?」


恐る恐る小声で聞く


((メ、イ…

メイ、の、ギ。

チョコ、う、レ

シ))


頭の中で聞こえたぎこちない片言の言葉は小さい子供の声で多分女の子だとソウは感じた


「チョコ喋れるようになったな♪」


チョコの脇を両手で掴み高い高いして喜びを表現する


((ま、すタ

しか…ハ、なす

デき、ない、ホ、か、ムリ))


「念話ってやつか?でも凄いなチョコ!これで会話が出来る♪」


頭を縦に横にでyes、noで意思表示出来るだけでも上々だと思ったソウだが片言でも会話が出来るなら尚更だと喜ぶのだった



ちなみにソウはまだ確認していないチョコのステータスは攻守共にバランスのとれた万能タイプでソウの3倍程の数値である


[リトルゴーレム(命名:チョコ)]


[スキル]

・サットボールMP5


・サットウォールMP15


・マスター:ソウ・ツチヤ


魔力量以外は最低値に近いソウは使役ゴーレムに瞬殺されそうですね(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ