異世界デビュー♪
こんにちは、僕です♪
若さ溢れる15歳のナイスガイ♪
嘘です。
ネガティブ無口で友達無し!!帰宅部なのは当たり前♪引きこもり予備隊な僕です♪
何故だか僕は見知らぬ草原に大の字になって無駄に綺麗な青空を眺めております。人って理解の範疇を超えちゃうと案外冷静沈着なんですね♪
つい10分ほど前まで通いなれた通学路を帰宅後のゲーム攻略について考察していたのだが…突然何かデッカイ掃除機にでも吸い込まれたような感じに襲われ気が付いたら見知らぬ草原にということだ…訳がわからん。
とりあえず綺麗な青空を眺めているのも楽しいのだが現状確認と上体を起こして視線を360度巡らしてみる…
うーむ…人工物が何一つ見当たらない~♪
遠目に森と湖?池かな?があるぐらいだ。なんという孤独感!!
「参ったなぁ~ゲームのステータスポイント割り振り!!!!」
突然目の前に半透明の画面が現れた!!
名前:ソウ・ツチヤ(土屋 創)
レベル:1
ジョブ:無職
以下、体力や魔力など様々な数値がずらりと表示される
うーむ…無職なのに完全に魔術師ステータスですね♪これはいわゆる異世界冒険紀の始まりってやつですね?夢じゃないの?
「しかし単純なステータスだなぁ~ステータスポイントだよなこれ?お!?」
どうやら意識を集中すると操作出来るシステムらしく○indowsみたいに新しい画面が現れ膨大な量のジョブが表示されている
「あれ~?どれもこれも選択不可じゃないか…」
何となくタッチパネルの要領で画面に触れたら操作できたのでスクロールさせながら気になったジョブをクリックするのだが、説明は見れてもジョブ選択が出来ない
数分同じ作業を繰り返していたら最後の方に別枠で唯一明るく表示されているジョブを発見した
「何故にこれしか選択出来ないんだ?まあ無職よりは良いよね?ゴーレムクリエイターをポチっと♪」
《ステータスポイントを消費しますがよろしいですか?》
《yes》《yes》
「拒否権無しかよ!!このやり取り要らない気がする」
今日はやたらと独り言多いなぁとか思いながら迷わす《yes》を押すと…
名前:ソウ・ツチヤ(土屋 創)
レベル:1
ジョブ:ゴーレムクリエイター
スキル:ゴーレムクリエイトLv1
スキル:ゴーレムマスターLv1
《ジョブが選択されました》とかいろいろと画面端で流れていくのを横目にステータスを確認すると魔力量以外が軒並み下がっていた
うん。おかしいステータス下がることってなかなか無いよね!