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200文字小説

彼女が怖いもの【200文字】

作者: 淡夏

彼がこちらにやってくる。四つん這いでハアハアと息遣い荒く近寄って来る。



私は膝の上でギュッと拳を作った。

胸の鼓動が速くなっている。

ああどうしよう。

今すぐ立って逃げたいのに逃げれない。膝が震えているのだ。


そうこうしてるうちに彼が目の前まで来てた。もうだめだ。逃げれない。


そして彼はゆっくりとわたしに近づきー


ー顔をペロペロと舐めた




「おいおい、犬をそんな怖がることないだろ」


「だって怖いものは怖いんだもん!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 一文目を見て、濡れ場のシーンかと思いました。いやがる彼女を無理やり……のような感じですかね。
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