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第26話(ラブレター2)

ハルへ


ハルは、私にとってスーパーマンみたいな存在。


かっこよくて、強くて、頼れるんだ。


そして、何より・・私が辛いとき、いつも助けてくれた。



最初に、ハルを見たのは入学式。


間違って隣の教室に走りこんできたハル。


みんな見てたよ。


第一印象は・・・ かっこいい!!


だったよ。


ツンツンした髪型に優しい目をしてる。


先生に怒られて、笑いながら帰っていったハルのこと、


それから毎日探してた。


サッカーしてるハル、


教室で早弁してるハル、


自転車で坂道を下るハル。


大好きなハルが、同じあだ名だってわかったとき、運命だって思っちゃった。


まさか、好きになってくれるなんて・・・ね。


一緒に食べたケーキも、ピザまんもおいしかった。


ハルは、私のことよく見てくれた。


心の中まで・・・。


何も言わなくてもわかってくれた。


私を闇から救い出してくれたハル。


私と私の家族みんなを救ってくれた。


ハルは、自分では気付いてないけどすごくみんなを幸せにしてるんだよ。


ゆうじ君も、大野君も、今歌ってるのは ハルのおかげ。


ハルは、私のこと 天使だって言ってくれるけど


本当の天使は ハルだよ。


私に幸せを教えてくれた人。



公園でのキス、図書室でのキス、そして


温泉宿での初体験。


どれも、宝物。


ハルだから、こわくなかった。


ハルとなら、なんだってできるって思っちゃう。


だって、何もこわくないんだよ。


ハルがいると強くなれる。


これから、私達どんどん大人になっていくんだね。



いつか、ハルは働いて、社会人になるんだね。


私も何か仕事をするんだね。


不思議・・・。


今はこの学校に包まれて、ぬくぬくと毎日生きてる私達だけど、


卒業しちゃったら、どうなっちゃうのかな。


ハルと一緒だったら、なんとかなるね。


ハル、お願いだからずっとそばにいて。


私のそばで、大人になって。



私を好きになってくれてありがと。


おじいちゃんとおばあちゃんになるまで、一緒にいられますように。


私の天使 ハルへ


ハルの天使 ユキより

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