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ep.24 [陽翔]申請
その夜、俺は榊原隊のメンバーを集めて俺の考えを伝える。自分で捻り出した妥協案は、榊原隊を俺のサブパーティーとすることだった。
もちろん反発はある。けれど、俺は俺の守りたい人を身近で守って、育てたいと思った。
俺の新たなメインパーティーは佐賀隊。俺の苗字を冠する、訓練性重視の安全志向パーティー。榊原隊には、洵の体力が尽きたときや体調が優れない日に参加する。その時にはもちろん、ダンジョンの深層を目指すために潜る。
全てを話すと、メンバーは納得してくれた。志道だけが最後まで悔しそうにしていたが、俺の考えは変わらない。俺は今ある守りたいものの為に戦うことにした。
折り合いをつけて、提出書を書き上げる。新たな門出と、新たな旅立ちの期待を胸に。俺は提出箱へと紙を滑らせた。




