キャラ・世界観説明
舞台
世界には、人間、魔族、獣人の3種が存在する
人間、獣人は様々な国があるが魔族は全て魔王が管理している、今では傀儡となっている様だが
人間
この世界において非常に弱い存在
魔族の様な魔法も、獣人の様な牙もない
何故ここまで力が無いのか、それはこの世界において最も異質とも言えるだろう
魔族との仲がどこも険悪であり、争いは絶えない
そうした争いが続いたあまり、互いは血に塗れてしまった、どちらの血かも分からぬほどに
魔族
人型の異形の存在、魔法を使い憎む相手を屠っていく
体は強靭なものであり、傷などすぐに治る
その姿は明らかに生命を逸脱しており、むしろもっと原初の生命に近いものだろう
全ての魔族は人へと化けることが出来るが、人との間に何の繋がりがあるというのか
魔力は紫
獣人
獣の様な耳や毛などの身体的特徴を有する
身体能力が魔族に負けず劣らず高く、これも人の敵であったものならば、人は滅んでいただろう
一説によると魔族と人との間に子は成せるが、人と獣人とでは成せぬという、原初故、他種族と命の形は相容れないものだ
勇者
主人公が今住んでいる国が行った儀式、苦肉の策
それにより主人公たちのとあるクラスは教師を除いて丸ごとこの世界へと誘われた
国と民は彼らを勇者と呼び、魔族への大きな剣となることを期待した、だが関係の無い子供を戦わせることに否定的な者も少なからずいた、だからこそこれは最終手段だった
呼び出した後も戦うか戦わないかは自分の意思で決めることが出来る意思決定権によりそれは現れている、それもあってか大きな火種になることは無かった、だがやはり、故郷に嘆きを送る者はいたようだ
勇者は唯一魔法の使える人間であり、それは魔族と同じ血を感じさせる
しかし、魔法の使えぬ人間が、一体どうやって異世界の人間を呼び出したのだろうか
神器
世界各地に散らばっている未知によって構成された武器類
手に持っているだけでも所持者に凄まじいパワーを与える、魔族に対抗できる数少ない手段であり人類は長い間、ずっとこれをもって戦い続けた
故に神器は高額で取引され、国に差し出せば多額の報酬を得ることが出来る
その希望の光で人類を護り続けた神器、その光はどうやら魔族に対して強い怨念らしきものがあるようだ、だからか魔族が神器を使うことは出来ない
彼の者の意思はまだ生きている
バリウス
勇者の一人にして主人公
彼自身は当初戦いに参加するつもりだったが、それより前に悲劇を誰も知らぬところで抱いてどこかへ消えてしまった
その過去故に、彼は魔族を強く恨んだ、ずっと、今も
だが悲劇はその後、再演されてしまった
そして彼は、何もかも見失い、立つことも出来なくなった
何故か魔法を使うことを極端に嫌う節がある、だが戦闘の際は割り切って使う
魔法自体は固有のものは無く、単純かつ一般的な攻撃魔法を主に使う
しかしメインは肉弾戦であり、殴り合いを好んで行う、神器無しにして魔族を素手で圧倒するその力、一体どこからくるものなのか
かといって武器を使えない訳ではなく、一通り修めている、そんなこと学ぶ前に消えた筈だが
家事や料理はそれなりにできる方である
リュディを執着的に愛しているが、口に出すことはない、あってはならないとさえ思っている、自分の残り時間は分からないのだから
だが最近は徐々に心がほぐれてはいる様子
リュディ
メインヒロイン
進学を機に今の家で一人暮らしを始め、途中で道端で死人の様な顔をしていたバリウスをつい拾ってしまった
基本的に穏やかで優しく見捨てるような真似はしない
が、時折バリウスに圧をかけている、バリウスのことは自然と好きになったが距離感に困っており試行錯誤して今に落ち着いた
将来の夢は具体的には無いが、人の役に立とうと思っている
ユニ
円卓のエリスの一人
素性や目的は謎、ただ”鍵”なるものを求めているらしい
白い眼をしており、原初に近い血を持っているようだ
部下を幾つか持っており、必要に応じて使う
基本捨て駒にしたりはしないが、あくまで効率のためである、仲間意識の類は無い
ヴァルバ
エリスの一人
エリスの中でも比較的まともに見えるが、確かに魔族としてはまともだろう、人類を支配、或いは滅ぼそうと純粋に考えている
奇襲に特化した魔法を使うとバリウスは考えている
エリニュス
エリスの一人
かなり怒りっぽい奴ではあるが、常識はある程度持ち合わせている
特に動向はないが、ユニの言っていた男、バリウスに興味を持っている
???
悲劇の二つ目、二度目の喪失
第一話冒頭で死亡した女性、その死に様は魔族そのものだが果たして
長い白髪に白い眼、かなり原初に近い存在だろう
バリウスにかなりのモノを刻みつけており、今のバリウスの大きな心の枷の原因のひとつ
全ては闇の中、砂にまじり、海へと消えるべきだ
あんな過去など、忌まわしいだけなのだから




