表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

転生四回目の勇者はモブになりたい。

作者: 星色



モブになりたい。


そう、あのモブだ。いつも教室の隅っこに居て、なるべく目立たず主人公キャラを引き立たせる()()


俺は三回転生し、毎回毎回勇者となって魔王を討伐しようとした。


だが全て失敗に終わった。


なぜか?


仲間が魔王側の人間だったり

美少女(ミリア)とパコパコしてたら首筋を掻っ捌かれて死んだり


そしてさっき純粋に魔王に殺された。


だって無演唱で次元魔法使われるとは思わないじゃん☆


結局ブラックホールみたいに吸い込まれて死んだよ……


俺、無演唱できないし

魔力量、毎回多くないし


「クソじじぃ“」


俺は目の前で偉そうに踏ん反り返ってる長い髪と髭をジジイを見つめる。もちろん全部白く、どこぞの某魔法学校の校長を思い出させる風貌だ。


無論、じじいは優しそうな某魔法学校の校長とは違い揶揄うのが勇逸の生きがいらしい。


クソかよ!


可愛らしい金髪の天使たちに囲まれながらジジイは口を開いた。


しね!


「ほっほほ! また死んどるじゃないか、お主今度は純粋に技量で負けたとか笑えるぞい。」


「うるせぇ、黙ってろ! 変態ロリコンクソジジイ!」


「ガハァ、今のは聞いたぞい。だがロリコンとは失敬な、彼女たちはこれでもお前さんと違って数千年は生きておるのだぞ。」


はっ、言ったな? お前、後悔させてやるぜ!


「ほうほう、それはすごいなぁ。こんなにも素晴らしい創造神様様は何年生きておられるのか、コノワタクシには想像もデキナイ」(棒読み)


「下民、教えてほしのか?」


そう言い覗き込んでくる変態ロリコンクソジジイ、これはハマったよ。


「ええ、ええ。ぜひ創造神様様の口から」


そう言いながら手で胡麻を擦っていると


「この世界が誕生した時だから少なくとも数億年、いや数十億年じゃな!」


ーー意外と多いぞっ!? いや、もしかしたら持ってるのかもしれないがこの際年月はどうでもいい。


「は、ははっはっ!! この変態ロリコンクソジジイ! ロリコンって何か知ってんのか?」


煽り口調でそういうと


「んなもん知っとるわい! 年下が好きなやつのこと !?」


・・・


「俺の勝ちだな!!!」


「ガハァっ、儂としたことがっ……」


「それなら、もうわかってるだろう?」


「わかっとるよ…ほんと生意気なやつだのう」


そう言うと疲れたように豪華な椅子に座り直し左膝に右肘を乗せ右手を顔に当てた。


若干ポーズは違うが、これは


「考える人!!!!」


「は?」


あ、ごめん。


「改めて聞くが何を叶えてほしんだい?」


すると辺りからキラキラが出てきて変態ロリコンクソジジイが王子様系金髪碧眼に変身した!


「げっ!?」


「君の願いを叶えてあげよう、一つだけだ。これで私たちの関係もおしまいだ。」


「と、言うと?」


「ーー次、何があってももう私と関わることはない」


最初からわかってるよ、ジジイ。


ーー最後の願い


それは


「俺を、モブにしてくれっ!」

星色です、最近短編描きまくって人気出たら長編描こうとしてます。(描く?)ぜ上にあるブクマをポチと押していただいた暁にはものすごく筆が捗りますので?お願いします!


じゃあね!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ