溜まっていく通知書類
学童帽を被って中学校に登校する主人公は普段は学校に行く暇がないほど、色々なことをしている。
事業の一環で田んぼに出かけて一日をつぶすこともあった。
主人公の活躍は目覚ましく、心の義務教育が終わっていないにも関わらず、各界から中学校に通い始めたことへの祝電が寄せられた。
学校から様々な案内・通知が来て、部屋の一角にはA4封筒やクリアファイルに入れられた書類が山積みになっている。しかし、主人公はそれに目を通す暇がなかった。
中学校だから教わる内容は簡単だろうと甘く考えがちだが、内容は大学級であり法学だけでなく化学の分野でも高度な知識が求められた。塩素や臭素の有機化合物の特徴や今後期待される用途についても習得することが求められた。