第3話
今回玲奈視点です。
私の名前は立川 玲奈。自分でも自身は可愛いと思っている。自惚れではなく事実だ。その証拠にこの七星高校に入学してから、50回近く告白されている。が私はその全てを振っている。その中には女子に人気のサッカー部のキャプテンであり、学校一のイケメンとも言われている人もいたが、その人も振っている。それには理由がある。私には好きな人がいる。それは私の隣の席の小林 駿君だ。授業中はほとんど寝てるし休み時間もイヤフォンをつけて寝ているので、話す機会はほとんどない。話しかけても素っ気なく返されてしまう。しかし私は彼のことが好きなのだ。それには理由がある。
それは中学三年生の1月のこと。私は母親に頼まれて夕飯の食材を買いに行く途中だった。後30分で私の好きなドラマが始まる。一番近くのスーパーまでは片道10分はかかるので急いでいた。そのせいか、普段は使わないような人気のない裏路地を通っていた。スーパーまではこの道のほうが近いのだ。すると大学生ぐらいの人にナンパされた。
「おー、君可愛いね。俺と一緒にこない?」
「急いでいるので。すみません」
「つれないこと言うなって。こっち来た方がいいこと知れるよ」
「!やめて下さい!」
ナンパと言っても結構無理やりだった。周りに人がいなかったので叫んでも無駄だった。すると
「あのーやめた方がいいんじゃないですか?」
全身黒色のファッションに真っ向から喧嘩を売っているようなゴキブリのような服を着た人が後ろに立っていた。けど凄い嬉しかった。
「ああん!なんか文句あるのか?」
「すみません!なんもありません!」
「お、おう」
と言って足早に去っていった。ショックだった。ナンパの続きが始まった。もう無理やり連れて行かれそうだった時その事件は起きた。
「オラッ!」
と言ってさっき何処かへ行った人が助けに来てくれた。綺麗な金的だった。
「ヌオッッ!」
「さあ、今のうちに」
そう言って私の手を引いて走った。
「なっ、てめえふざけんじゃねえぞ」
ナンパ男はすぐに追いかけてきた。
「下に針金あるからジャンプして」
そう言われたので高めにジャンプした。
「こんなんで俺の足を止めれると思ったnーぐはっっ」
この人は針金を2重にしていたのだ。するとナンパ男がこけた途端ナンパ男の方に走って首元に全体重を乗せたエルボーをくらわせた。そして何処から出したのか針金でナンパ男をぐるぐる巻きにしだした。私は唖然としていた。そして私がお礼を言う前に
「針金は色々使えるから常備しておいて損はないよ」
と言う訳の分からないことを言って去っていった。
(なんだったんだろあの人。でもちょっとカッコ良かったかも)
家に帰ってそう思った。親にはこの事を言っていない。余計な心配をかけるからだ。あの人は制服を着ていたので隣の中学だということがわかった。
(おんなじ学年だったらどうしよう。もしかしたらおんなじ高校になるかもしれない。連絡先とか交換するのかな?キャー!)
これが私の初恋だとはまだ思っていなかった。
結局中学卒業まで一度も会えなかった。でも高校の入学式にその人がいた。
「寧々ちゃんあの人が私を助けてくれた人だよ!やった!おんなじ高校だ!」
あの事件の事は友達の寧々ちゃんにだけ言っている。
「そうなの。よかったじゃない。もしかしたら友達になれるかもしれないよ」
「そうだよね。はぁーこれからの高校生生活楽しみだよ!」
「あの男子に興味の無かった玲奈がこれまで興味を示すなんて、あの男の子に期待するわね……」
「ん?なんか言った?」
「いやなんでもないよ。それよりあの男子小橋君って言うみたいよ隣にいるイカツイ男が言ってたよ」
「へぇー。小橋君か。あとで声掛けてみよ」
でも入学式が終わった後色んな男子に声をかけられて話しかけれなかった。
(はぁー残念だなー)
この後家が隣だと言う事を知りベッドの上で暴れたのは別の話。