表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
父がつくったゲームに攻略本持ったまま転生した話  作者: 追試
第1章:ダンプ、スライム、攻略本。
2/6

クソ野郎がつくったゲームはクソゲーだ


俺が、<ドラゴンズ・サガ>をプレイしたことない、って言うと、たいていみんな驚くんだ。


たいてい高校のみんなは呆れた顔して。

「えーまじかよ! あの名作やってないとか、人生の半分、いや16分の15は損してるわ」とか。

「お前ンチ貧乏なんだな、恥ずかしがらずに言えば貸してやるのに、宿題代わりにやってくれるなら」

とか言われる。


まぁ、そうだよな。ポケモンとかFFとかモンハンとかくらい、有名なゲームだもんな。

俺だってゲームが嫌いなわけじゃないからさ、それがどれくらい変わってるかってわかるよ。


メロンパンとかカレーパンはくったことあるのに、あんぱん食ったことないやつみたいな感じ?


まぁ、別に俺はゲームは嫌いっていうか、むしろすごい好きだ。一生やってたいくらい。


でも、<ドラゴンズ・サガ>だけはやらねー。


……なぜかって?



大嫌いな奴がつくったゲームだからな。

っていうか、俺の父親なんだけどさ。もう死んでるけど。何年か前に。



俺が小学生だった頃、ぜんぜん家に帰って来ねーで、馬鹿なガキみてーにげーむくりえいたー気取って。

俺は父親が大っっ嫌いだった。母さんはいつも、寂しくて、俺に隠れて台所で泣いてた。



結局、体壊して父親は死んで。



母さんを泣かせてまでゲーム作るなんて、ただのクズだ。それかサイコパス。


俺はそういう気持ち悪いゲームはやらない。どんだけ有名で面白かろうが、クソ野郎がつくったゲームはクソゲーだ。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ