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プロローグ
プロローグ
「今までありがとうなお前ら、楽しかったぜ!」
現実の世界に戻る為の門の扉が開かれ、自分の目の前にいる3人の仲間との別れに目から熱いものが自然と流れていた。
「ありがとうございました、勇者様ー!!」
「あなたのこと絶対忘れませんからぁー!」
「さようなら、どうかお元気で、勇者様」
三人の別れの言葉を聞きながら、自分が異世界に来てからのことを思い出し、ただただ、自分の中にある感情が込み上がって、全てを吐き出したい気分だった。
「みんなー、今までありがとうなー!!、絶対にお前らのことを忘れないからなぁー!!」
そう言って、振り返って異世界に行ったニートは、現実に戻るのである。